26日放送、TBS「ジョブチューン〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」では「アスリート日本代表SP」と題し、トランポリン日本代表・伊藤正樹と選手兼コーチ・中田大輔が出演。高く跳び、空中回転をみせる華麗な競技の裏側にある恐ろしい現実を語り、周囲のゲストを驚愕させた。

「トランポリンの選手はビルの3階に相当する8mの高さから・・・」というアナウンスに続き「ちょいちょい床に落下します」と言い放った中田は「トランポリンって宙返りと宙返りの間は手をここ(耳の横)に決めなきゃいけないんですね。この角度がちょっとでもこう(前に)なると前に跳ぶし、後ろになると後ろに跳んじゃう」と説明、少しのミスが大事故に繋がるという。

すると伊藤は「照明が目に入ると眩しくなるじゃないですか。トランポリンのベッドも白なので、たまに上と下の色が一緒になるんですよ。そうなると上か下か分からなくなっちゃうんで、その時は覚悟を決めます」などとおぞましい発言も――。

また、具体的なエピソードについて「(シドニー)オリンピックの10日前に8mの高さから宙返りをしながらコンクリートの床に向かっていくのが見えたんですね」と切り出した中田は、「オリンピック10日前ということもあるし、どういう風に(身体を)逃したら大怪我を避けられるかって。落ちるまでに2秒間くらいしかないんですけど、その2秒の中で物凄く考えた結果、じん帯は当時切ったことがなかった。骨は骨折して試合に出たこともあったから、最悪骨だって思って」と落下までの思考を明かす。

その結果、「着地した瞬間、踵の骨がクシャって。粉砕骨折。粉々になっちゃった。骨折したまま(五輪の)本番出たんですけど、めちゃめちゃ痛くて」とあっけらかんと語ったが、周囲はあ然とするしかなかった。