パターの長さを変えてチャンスをことごとく決めた大江(撮影:米山聡明)

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<サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日◇12日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,511ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の初日。5バーディ・1ボギーの“68”をマークした大江香織がO・サタヤ(タイ)、イ・ナリ(韓国)と並び首位タイに立った。
「サントリーレディス」全選手の初日のプレーを詳細スコアで振り返る!
 アウトコースからスタートした大江は2番パー4でバーディ先行。さらに4番から連続バーディ、8番もバーディとするなど序盤からチャージをかけてリーダーズボードを浮上。上位争いに加わった。
 前半最終の9番をボギーとして迎えたバックナインではスコアを1つ伸ばすに止まった大江。しかし18番ホールでは2ピン近くあったパーパットをねじ込むなど、最後まで集中を切らさずホールアウト。「全体的にミスがなかった」という安定感抜群のゴルフで初日を首位タイで終えた。
 大江の好発進の決め手となったのは今大会から調整を加えたパターだ。今季の大江は「良すぎるくらい」という好調なショットとは裏腹に、「1メートルのチャンスが入らない」というパッティングの不調に悩まされてきた。しかし、この日は「Tポイントレディス」から使用しているという「44インチ」の長尺パターを「42インチ」に調整すると、1ピンのチャンスをことごとくものにして、初日の好スタートを呼び込んだ。
 「まだ今日だけなので、良かったのは…分からないですね」。パッティングの状態についてはまだ半信半疑の大江だが、この日つかんだ小さな自信を確信に変えることができれば、2012年以来のツアー2勝目も見えてくる。
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