衝撃の移籍や兼任発表に思いを語った高橋みなみ
 - 画像は昨年撮影のもの

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 24日、東京・Zepp DiverCity TOKYOでAKB48グループ内メンバーを再編成する「AKB48グループ大組閣祭り〜時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!〜」が行われた。各チームのメンバーが入り乱れる組閣となり、愛着あるチームとの別離に涙するメンバーも続出。大波乱の展開に対し、最後にあいさつを求められたAKB48グループ総監督の高橋みなみは涙ながらメンバーたちに喝を入れた。

 今回で3回目となるAKB48グループの組閣だが、単独イベントでの開催は初めて。開始前からファンの間でもさまざまな期待や不安が飛び交っていたが、ふたを開けるとその予想以上の展開に。中でも「交換留学生制度」として、AKB48の公式ライバル・乃木坂46生駒里奈AKB48のチームBを兼任、さらにSKE48チームEの松井玲奈乃木坂46の兼任が発表されると会場は騒然となった。

 さらに柏木由紀AKB48チームBとNMB48チームNの兼任が発表されたほか、AKB48からは、梅田彩佳と市川美織、菊地あやか、藤江れいならがNMB48に移籍。さらに岩田華怜、山内鈴蘭、佐藤すみれなどのSKE48移籍が明らかになった。

 この結果について高橋は「本当になめていました。ここまでメンバーがバラバラになるとは正直思っていませんでしたし、ショックなところもあります」と気持ちの整理がつかない様子。しかし「でも、ある意味面白味のあるチームだと思っています」と気持ちを切り替えるように語ると、「やらされているのではなく、わたしたちは自分たちの夢に向かって一生懸命歩む気持ちで歌っています。移籍と言われたから移籍、兼任になったから兼任というのではなく、その場所で得るものを得て、この組閣が1年後に大成功だったと言えるように頑張っていきたいと思っています」とメンバーに喝を入れるように、目に涙を浮かべながら決意を明かした。

 またすでに卒業が決まっているため、解説員として参加した大島優子は「気持ちもすごくわかるし、いろんな立場とかもわかる」とメンバー全員の心中を察しながらも、「言えることは、全部自分で(道を)切り開くこと。そうすれば、そこが自分の居場所になって光が見えるはずなので、がんばってほしい」と力強くエールを送った。なお、今回の移籍などに意見があるメンバーは、26日の18時までに運営委員会に申し出ることができる。(中村好伸)