「スマホッチ」(ランドポート販売)。手袋の指先に数滴垂らすだけで、タッチ画面操作ができる

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寒くなってきた。そろそろ手袋を使わないと自転車乗るときにしんどいかなぁ。そんな時に毎年思うのは手袋の暖かい反面の不便さである。

とくに近年、スマホ、タブレットPCなどタッチ画面の機器が身近になっているわけで、どうしても手袋をはめた手では画面が反応しない。そこで、秘密アイテム登場だ。手袋の指先に数滴垂らすだけで、タッチ画面操作ができるようになるという超便利な製品があるので紹介したい。

それは、「スマホッチ」(ランドポート販売)というリキッドで、液を垂らしたら、ちょっと乾かしてから使用すると、タッチ画面操作が可能になる不思議な効果がある。水分を通す素材なら基本的になんでもオッケーだそうだ。一応、購入の前に使用不可の手袋の種類がパッケージに記載されているので要確認のこと。

以前にコネタで手袋の指先に特殊加工した本革手袋「シープスキン本革 スマホ手袋 レディース」を紹介したことがあるが、これはゴム手袋やポリ手袋、皮革など水分を通さない一部の材質のものを除いて、どんな手袋でもタッチ操作可能にしてしまうというのが凄い。

では、試しにいつも使っている手袋に垂らしてみよう。まずその前にノーマルな状態でタッチ操作できるかどうか念のためやってみた。すると、やっぱり押してもなぞってもまったくダメ。ナイロン手袋って軽くて暖かくて重宝しているのだが、タッチ操作にはまるっきり向かない。

つぎに、「スマホッチ」を数滴垂らしてみた。数分経ってから使ってみたところ、な、な、なんと画面が操作できるようになっているではないか! 押しても、なぞっても、まるで素手でやっているのと同じようにできる。こんなに変わるものなのかと正直驚いた。

で、気になるのは持続力だが、説明によると数滴で数ヵ月使用できるという。しかも、一本で120回以上分もあるというのは、とても経済的であるように思う。ただ、皮革手袋に使用不可というが惜しい気がする。やはり、革手袋って主流の手袋のひとつで、結構愛用している人多いわけで、それに効果がないのは非常に残念だ。

スマホやタブレットを使用するのが好きな人は、外出するときはタッチ操作が可能な専用の手袋を持ってでかけるのがいいだろう。寒い中で、手袋を外すのは嫌でしょうから……。もしかして、これからは「タッチ画面操作可能」とかいう表示のされた手袋が主流になるのかも。
(羽石竜示)