なんだ、このオセロは!(c)オセロは登録商標です

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いきなり、告白させてください。相手の性別問わず、人と1対1で会うのが苦手なんです。
集団ならば良い。緊張しない。しかし自分とその人しかいない場合、どうにも挙動不審になってしまう。しどろもどろになるというか、金縛りにあうというか、とにかく自分らしくいられない。本領が発揮できない。昔から、悩みのタネです。

話は変わって、オセロについて。正直、あまり得意じゃない。……1対1だからいけないのかしら? というわけで、これからはコッチの方を追求していこうかと思います。株式会社メガハウスが発売している『みんなでオセロ』(税込み3,675円)なら、3人でも4人でも同時対戦することが可能らしいのです。
「『オセロは楽しいんだけど、家族みんなで遊べない』というお客様の声を聞き、このオセロを開発するに至りました」(同社・担当者)
ちなみに今年は、オセロ発売40周年にあたる記念イヤーらしく。だからこその、特別オセロ商品化と相成ったわけです!

では、そのルールについて。
スタート時の石の配置は、各色2個ずつ計8個決まった場所に置き、後は通常のオセロルールと同様。自分の色の石で相手をはさんで引っくり返していき、最後に自分の石が多いプレイヤーが勝ち! 念のため言うと1つの石が四面4色になっているので、2名対戦の場合は2色、3名の場合は3色、4名は4色を使用することになります。
そして注目は、「イベントカード」(自分の番の時に使用)なるアイテム。「周りの石を自分の石にできる」、「既に置いてある他プレイヤーの石を自分の石と交換できる」といったマジカルな効果を発揮するらしく、オセロの醍醐味である“大逆転要素”が倍増します! 要するに、初心者でも上級者でも分け隔てなく対戦できるというわけ。また展開もめまぐるしく変わり、大勢でワイワイ楽しむことも可能です。

そして、開発者によるコメントにも注目。こんな部分に苦心したらしいですよ。
「開発中は、特に石の形に苦労しました。表と裏の黒白から4つの色を使う場合、どう多面体にするか紙で試作を作って試行錯誤を繰り返し、ようやく現在の形に至りました。盤面については、多面体の石が安定するよう凹をつけました。より置きやすく、引っくり返しやすくなるよう、星形の凹にしています」(開発者)

そんな『みんなでオセロ』、やはりファミリー層からの反響が大きい模様。
「2人で真剣勝負だけではなく、家族みんなでワイワイ遊べるので楽しいという声をいただいています。イベントカードを同梱しているので逆転要素も強く、『最後まで勝負がわからず面白く盛り上がる』という声も寄せられました」(担当者)

クリスマスも間近のこのシーズン。家族に打ってつけだし、サシの勝負が苦手な人(私)にも打ってつけです。
(寺西ジャジューカ)