酸性食品の取り過ぎには要注意!糖尿病のリスク56%も増加

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以前から現代病の1つとして注目されている「糖尿病」。最近、アメリカの俳優トム・ハンクスが2型糖尿病にかかっていることを明かし、さらに脚光を浴びるようになりましたが、あなたは大丈夫?

最近行われたフランス国立保健医学研究機構(INSERM)の研究から、お肉やチーズといった酸性食品を多く食べると、2型糖尿病のリスクが上がることが判明しました。(2型糖尿病:ほとんどの糖尿病患者は「2型」とされ、過食、運動不足などの生活習慣が原因の場合が多い)。

実験内容は、6万人以上の女性を14年間追跡調査し、食事習慣を調べる、というもの。なお、14年間で2型糖尿病を発症した人数は、1372人となりました。また、酸性食品を多く食べていた女性の上位25%と、アルカリ性食品を多く摂(と)っていた女性の上位25%を比べたところ、酸性食品を多く食べていた女性は、アルカリ性食品を多く食べていた女性に比べ、2型糖尿病になるリスクは56%も上がったそう。

研究を行ったギ・ファゲラッチ博士によると、標準的な体形で酸性食品ばかり食べていた女性は、2型糖尿病のリスクが96%まで増加し、ぽっちゃり体形の女性は2型糖尿病のリスクの上昇率は28%だった、とのこと。ただ、ぽっちゃり体形は糖尿病になるリスクが低い、というわけではなく、標準体形の人に比べ糖尿病のリスクがすでに高い分、食べ物から受けるリスクは少なくなるよう。

「痩せているから何を食べても大丈夫」と酸性食品を多く摂(と)っていると、糖尿病になってしまう危険性があります。果物、海藻、野菜などのアルカリ性食品をバランスよく取り入れて、糖尿病にならないよう、心がけましょう!

参考:Une alimentation acide augmente le risque de diabete
http://www.topsante.com/medecine/maladies-chroniques/diabete/prevenir/une-alimentation-acide-augmente-le-risque-de-diabete-50207