北朝鮮、独自開発したタブレットPC「三池淵」の販売開始

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北朝鮮が、独自ブランドのタブレット端末「三池淵」(サムジヨン)を販売用として公開し、話題を集めている。これまで同端末は学習用として使用されていた。

中国のIT専門メディアによると、北朝鮮は5月に開催された平壌国際商品展覧会で「三池淵」を販売用として公開した。端末は2012年にウォールストリートジャーナルの報道で1度公開されているが、展覧会で公開したのは今回が初めてとなる。

大きさは10インチでアンドロイドOSを登載。無線のインターネットにはつながらない。端末の販売価格や細かい仕様は明かされていないが、一部報道によると端末は3種類あり、価格は最高で300ドルほどだという。

中国メディアは、「北朝鮮が以前、独自開発したと発表した7インチのタブレット端末は、実は中国で製造されていたことが判明している。今回のタブレット端末も中国内の製造業者からアドバイスを受けて作った可能性はある」と伝えた。

同メディアが伝えた7インチの端末とは、2012年の平壌国際商品展覧会で公開された「朝(アチム)」とみられる。同端末も学習用として使われており、小学校から大学までの教材や参考書籍、事務系のアプリなどが入っている。重さは300グラムで、1回の充電で約5時間使用できるという。

・参照:Wikitree
・参照:North Korea's Achim Android-based tablet PC promotional video - YouTube

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