――そこが執拗にできなかったというのは?

「半年振りの試合、そして2連敗中という状況ですかね……。後がなかったんで。だからこそ、反省すべき点が多いです」

――先ほど、今のMMAでないという言葉が出たのですが、OFCのフライ級を見るとドーヨーゲンの同門ゲヘ・エウスタキーオ、彼を破ったアンドリュー・レオーネ、そしてイヴォルブMMAのアレックス・シウバと北米MMA流ではないファイターが多いです。

「それはあると思います。自分の戦い方を変えていく必要があるのかもしれないです」

――漆谷選手も狙っていたサッカーボールキックですが、PRIDE時代と違いスクランブル全盛期で、立ち上がることを前提としている選手が、まだピンピンしている時に有効なのかと、試合を見て思ったのですが。

「ソレ、僕も思いました。サッカーボールキックは狙っていたので、練習もしていたんです。長南(亮)との打ち込みの時から、蹴ろうとすると距離ができるので、ガードされて立ち上がられることが続きました。なら、倒したときはしっかりと抑え込んでポイントを取る。サッカーボールキックはダメージを与えたり、疲れた後ですね、使うとすれば。ビックヒットを最初に狙っても、当たらないです」

――その辺りのことも、戦ってみて、そして戦うことを想定して練習してこそ、見えてくるんですね。

「だからさっきも言ったようにUFCで勝つMMAと、OFCで勝つMMAは変わってくるかもしれないですね。ここで戦っていくから、アレンジすべきでしょうが、OFCもレベルが上がってくると、UFCで勝つスタイルが必要になることが絶対に出てくると思うんです。だから、北米で勝つ練習は続けていくべきだと思います」

――今後ですが、今回のフライ級2試合の結果を踏まえると、ゲヘに勝ったレオーネ、柔術家のシウバ、そして2月にドーヨーゲンに勝ったBJ選手が対戦相手候補になると思われます。

「僕は8月も戦いたいんです。でも、BJは……。レオーネはバックをずっと取っていた選手ですよね。距離を取っているところから、詰めて組んで削っていく。結構、面白い試合ができるんじゃないですかね。控え室が同じだったんですが、正直、打撃は全然だったんです。実際に試合でも、打撃は効かされていたし。テイクダウンも勢いでなく、レスリング系のテクニシャンなので、自分としては戦いやすいです」

――ともあれ、次戦に繋がる新天地での一勝、おめでとうございました。

「ギリギリでしたけどね(笑)。良かったです。今回の反省点を次回に生かしたいです」