小学生以下の子どもの母親93.9%が、朝食を「毎日必ずとらせる」と回答

写真拡大

マーケティング・リサーチのタイムカレントは28日、「子どもの朝食と学力に関する調査」の結果を公開した。

同調査は3月22日から25日にかけて、全国の子どもを持つ母親を対象に行い、4月に入園する予定を含む幼稚園児・保育園児の母親155名と、4月入学を含む小学生の母親158名からなる313名の回答を得た。

「子どもがどれくらい朝食をとっているか」を聞いたところ、実に93.9%が「毎日必ずとる」と回答。

ほとんどの母親がしっかりと子どもに朝食をとらせていることがわかった。

「子どもの学力向上を目的として、栄養を考慮しているか」と聞いたところ、「常に考慮している」は34.5%と少数にとどまったことから、朝食をとらせてはいるものの、「学力向上のため」という意識は低いことがわかった。

「子どもの朝食の摂取と学力の関係性について、知っているかどうか」を聞いたところ、「知っている」は37.1%にとどまり、「知らない」が62.9%(「あまりよく知らない」50.8%と、「知らない」12.1%の合計」)と多数派で、「子どもの学力向上を目的に栄養を考慮しているか」の設問と同様の結果となった。

「学力向上に良い朝食メニュー」として、思いつくものをフリーアンサーで回答してもらったところ、上位3品は、「牛乳」「納豆」「ごはん」となった。

朝食と学力の関係について、女子栄養大学副学長・栄養科学研究所長の香川靖雄教授によると、 朝から集中して学習できる子を育てるためには、脳にエネルギー源のブドウ糖を送ることが重要であるとのこと。

また、朝の脳にはブドウ糖が不足の状態であるとも指摘。

ブドウ糖を効率的に摂取できる「麦芽エキス」が、子どもの朝の活動を支える強い味方であるとしている。