日本の森本敏防衛相は7日、北朝鮮がロケットを打ち上げた際に日本の領土に落下する恐れのある運搬ロケットやその破片を迎撃するための「破壊措置命令」を出す一方で、早期発射を望む発言をした。中国網日本語版（チャイナネット）は10日、「日本が北朝鮮のロケット打ち上げを利用しようとしていることが明らかにわかる」と報じた。以下は同記事より。

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　表面的には、日本政府と民間は北朝鮮のロケット打ち上げを強く懸念し、中止させようと懸命に見えるが、実際は意図を隠し、ごまかそうとし、それを隠しきれていない。

　表面上の怒りと焦りは北朝鮮の脅威を誇張し、右傾化を進めるために軍事行動をとる合理的な口実を作るためにすぎない。外交面で、日本は米国と韓国に対朝政策の歩調が一致していることを示し、外部に国連安全保障理事会の北朝鮮への制裁決議を支持し、日本が平和を愛する国だと強調することに務めている。

　北朝鮮のロケット打ち上げを喜んでいるのは防衛省と自民党だ。藤村修内閣官房長官は興奮を隠しきれず、早期発射を望む発言までし、自衛隊がすでに態勢を整えていることがわかる。

　北朝鮮が打ち上げを発表した日の夜、森本防衛相は自衛隊に迎撃準備を命じ、首都圏と沖縄県の7カ所に対空誘導弾パトリオット3（PAC−3）を配備した。また、東シナ海と日本海などにもイージス艦を配備した。（つづく）（編集担当：米原裕子）