後半に巻き返す試合が多い村田。決勝ではどのような戦いを見せるか

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 この日の注目は、なんといっても、ボクシング・男子ミドル級決勝へと駒を進めた村田諒太だ。日本人選手の決勝進出は、東京五輪のバンタム級で金メダルを獲得した桜井孝雄以来、実に48年ぶり。決勝の相手は、ブラジルのファルカンとなる。
 
 また、前日のレスリング男子フリースタイル55kg級で銅メダルを獲得した“双子レスラー”湯元兄弟の弟・進一に続き、この日は同60kg級に兄・健一が登場する。健一は北京五輪で銅メダルを獲得、昨年の世界選手権でも銅メダルを手にしており、今大会では北京五輪以上の結果が期待される。

 さらに、陸上ではディーン元気の活躍が期待される男子やり投げ、山県亮太、江里口匡史、高平慎士、飯塚翔太がバトンを繋ぐ、男子400mリレーの決勝が行われる。予選では38秒07で全体の4位にも入っている日本代表、メダル獲得も視野に入る快走を見せているが、決勝はいかに?

 バレーボール女子は、3位決定戦へ。1984年ロサンゼルス五輪以来、28年ぶりのメダルを目指し、韓国と対戦する。世界ランキングでは日本の下位にいる韓国だが、油断はできない。エース、キム・ヨンギョンを中心にまとまったチーム、そして、メダル獲得への執念は日本以上ともいわれる国民性もあるだろう。Wエースといわれる、木村沙織、江畑幸子には、これらを打ち破るアタックを見せてほしい。

 その他にも、陸上競技では、競歩男子50kmに森岡紘一朗、山崎勇喜、谷井孝行、女子20kmに大利久美、渕瀬真寿美、川崎真裕美と日本から男女6選手が出場する。