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農家の人たちが朝獲れ野菜を持ち寄るマルシェ。南青山野菜基地とveritaが発信する「マルシェのたべかた」では、フードコーディネーターゆうこさんによる旬のマルシェ野菜を使ったおいしいレシピを開発中。veritaおすすめのレシピを毎月読者の皆さんにご紹介。

表参道のオシャレなやさい処 ファーマーズマーケット@GYRE

第2・第4週土日の11時から17時まで開催している表参道GYREのファーマーズマーケット。シャネルやブルガリといったブティックのほか、Moma Desing Storeなどオシャレな雑貨店が入っているGYREの地下で、ショッピングのついでにふらっと立ち寄ることができる。野菜を使った試食&盛り付けデザインの催しや植物のインスタレーションなども行われるなどユニークな視点で野菜を楽しめるスポット。この日も色んな種類のトマトが並んでいて、どれを買おうか迷ってしまうほど。とまとは大きさも形も色もさまざまなバリエーションがあるので、こうしたファーマーズマーケットでいろんな品種のとまとを選ぶ楽しさもある。

今月の野菜 鮮やかな赤が食欲をそそるとまと

とまとはアンデス生まれ、メキシコ育ち。リコピンという抗酸化ビタミンの色素が赤く太陽のような色味をもたらす野菜。冬場は実が締まって濃い目の味わいになるけれど、夏のとまとは少し水分が多めになる。フルーツトマトと呼ばれるものは品種ではなく、糖度が8度以上の甘いとまとの総称。とまとに含まれるリコピンの栄養効果が注目されているが、βカロテンの2倍、ビタミンEの100倍という強さで活性酸素を取り除くとまとのパワーはやはりすごい!夏に限らず一年中、取り入れたい野菜のひとつ。

「とまと」のおいしいいただきかた

○トマトゼリー

1品目は、とまとの甘みを活かしたデザートレシピ「トマトゼリー」。最近はスーパーでもトマトゼリーを見かけることがあるけれども、ファーマーズマーケットで甘いトマトを見つけたら、ぜひ自宅でもトライしてみたいメニュー。豪快にまるごと1個のトマトをゼリーに包んで、涼をもたらす夏のスイーツタイムを楽しんで。

≪作り方≫
1、フルーツトマトは、ヘタを除き、湯むきする。A、Bのゼラチンはそれぞれ大さじ2の水(分量外)にふやかして、湯せんして溶かしておく。
2、Aの残りの材料を小鍋に入れて加熱し、?のゼラチンAを加えてよく溶かす。ボウルに移し冷水にあてて混ぜながら、とろりとするまで冷やし、ゼリー型にフルーツトマトを1個ずつと共に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
3、?の残りのフルーツトマトは、フードプロセッサーで滑らかになるまで撹拌し、Bの残りの材料と共に小鍋に入れて加熱し、アクをとりながら250ccになるまで煮詰め、?のゼラチンBを加えてよく溶かす。ボウルに移し冷水にあてて混ぜながら、とろりとするまで冷やし、バットなどの容器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
4、器に?のゼリーをゼリー型から取り出してのせ、?のゼリーをフォークなどで崩しながら?のゼリーの周囲に盛り付け、ミントを飾る。

≪材料 2人分≫フルーツトマト5個、A(ゼラチン5g、レモン汁大さじ2、レモン皮のすりおろし1/4個分、砂糖30g、水200cc)、B(ゼラチン5g、レモン汁大さじ1、砂糖50g、水150cc)ミント適宜

○カラフルトマトのマリネ

2品目は、色とりどりのミニトマトが可愛らしい冷製の前菜「カラフルトマトのマリネ」。
ガラスの器に盛りつければ見た目も涼やか。マリネの酸味がさっぱりとして、とまとのみずみずしさがたっぷりと堪能できる夏の疲れを拭い去ってくれるようなおすすめの一品。酸味は好みに合わせて調整してみて。砂糖を加えればまろやかな味わいに。
≪作り方≫
1、ミニトマトはヘタを除き、湯むきをする。
2、Aを合わせて?を入れて、冷蔵庫で冷やして頂く。

≪材料2人分≫ミニトマト(赤、黄、オレンジ、グリーン、ブラックなど)20個、A(ワインビネガー50cc、塩12g、こしょう少々、オリーブ油100cc)



(料理監修/ゆうこ 、南青山野菜基地、文/尾方実和、写真/稲毛美紗)

ゆうこ/フードコーディネーター・フードプランナー

フードコーディネーター赤堀博美氏に師事。2010年に、Food Studdio Vitaを設立。大手スーパー広告、POP撮影、食品会社商品パッケージ撮影、各種キャンペーン広告用料理作成、TVドラマの劇中料理作成、フードコーディネート、レシピ監修など食を中心として幅広く活動をする。フードコーディネーター、食育アドバイザー、食品衛生管理責任者、家庭科教員免許、華道草月流師範、だしソムリエ協会アドバイザーの資格を持つ。