露出01
こんにちは、ビデオエディターを目指している小島暢華です。

さて、今回はデジタル一眼レフカメラを使う上で理解しておきたい露出についてお話します。
露出は実際にフィルムやセンサーに記録される画像を決めるのに重要な要素なのです。そして露出をコントロールするアパーチャー、シャッタースピード、ISO感度と言う3つの要素があります。





■アバーチャー
アパーチャーはレンズの口径の開け閉めによって光の量を調節します。開口部のサイズはF値で表されます。

F3.5



F22



F値を変えることによって写真のピントが合っているように見える被写体側の距離範囲が関係します。


■シャッタースピード
シャッタースピードはシャッターの開放時間を変えることで光の量が調節されます。

1/10



0.6



ここで影響されるのが手ぶれや被写体ぶれです。


■ISO感度
ISO感度はイメージセンサーの敏感さを変えることで光の量が調節されます。

ISO100



ISO640



ISO6400



高感度になるほど写真にノイズが生じるのを考慮に入れなくてはなりません。



この3つの要素の組み合わせによって決まる露出の度合いを表す数値がEV(露出値)と呼ばれます。簡単に言えば適切な露出を得るためのガイドとなる数値なのです。特定の要素の設定を変えることで写真が最終的にどう見えるかが変化します。

つまり、露出を理解することでクリエイティブなスタイルの写真をどうしたら撮れるのかが分かるようになるのです。

次回はEVについて具体的にどう活用できるのかを説明していきます。



小島 暢華 (Nobuka Kojima)
現在オーストラリアに在住。ブリスベンのグリフィス大学でBachelor of Digital Media Productionを勉強し、卒業後はアシスタントエディターとしてABCとナショナルジオグラフィックチャンネルで放送されたドキュメンタリーThe Lost Years – A Sea Turtle OdysseyやTop Gear Australia Series 3の製作に携わる。またウェディングビデオの編集の仕事も行なっている。
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