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パイオニアが7月下旬に発売予定の「カロッツェリア サイバーナビ」2012年モデルが話題になっている。


注目を浴びているのは、ナビ画面。なんと、フロントウインドー越しの前方に案内が浮かび上がり、現実の風景と重なって見えるのだ。世界初の「AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)」ユニットを標準装備する「AVIC-VH99HUD」は、まるでSF映画に出てくるような未来型カーナビだ。

視線を動かすことなくナビ情報を確認できるため、見通しの悪い場所や複雑な交差点で迷うことを防げるという。レーザーを使って前方3mの空中に情報を映し出す「AR HUD」は、スクリーンなどに向けて情報を投影するのとは違い、焦点を合わせやすいとのこと。こういった最先端の技術が実用化されたことに「ついにきたか!」と驚いてしまう。

驚きのイメージ動画はこちら。



スゴい。無条件にワクワクしてしまう。

一見、かえって危ないのでは?という印象もあるが、表示される情報はドライバーの安全を考えて見せ方に配慮されている。ドライバーモードでは交差点上に矢印案内が現れるので、案内通りにハンドルを切ればよい。目の前の風景に矢印が出てくるという直感的でシンプルな案内表示なら、そちらに気を取られることもなく、安全運転できそうだ。

気になる価格だが、最上級のAVIC-VH99HUDの予想実売価格は32万円。かなり思い切りが必要な値段だが、HUDユニット単体なら10万5千円、ナビ画面に実際の風景を取り込む「クルーズスカウターユニット」単体は5万2500円だ。気になったら、デモ機を用意している店舗などに行き、自分の目で確かめてみよう。

サイバーナビ AVIC-VH99HUD



(鈴木陽子)