失恋した寂しさで“119番”1万回、動機は「女性と話がしたかった」。
失恋は誰にとっても辛いもの。そんなときは仲間と大騒ぎしたり、モノに八つ当たりしたり、はたまた一人で塞ぎ込んだりと、対処法は人によってさまざまだが、中国のある男性は、それが緊急通報用電話番号の“119番”に電話をかけることだった。この男性、昼夜を問わず3週間で1万回以上も“119番”をかけ、オペレーターを困らせていたという。
中国メディア大江網などによると、この一件は江西省宜春市でのこと。宜春市緊急救援センター関係者の話では、1月20日から2月10日にかけ、同じ電話番号から緊急救急連絡(日本の119番にあたる番号で、中国では120番)がたて続けにかかってきた。その数は1日平均約600回。3週間で合計1万回以上もかけてきた計算だ。時間もバラバラで、深夜にかけてくることも多々あったという。
気になるのはこの男性が電話をかけてきていったい何を話していたのかだが、オペレーターの証言によると、男性はただ失恋の痛みを癒してもらいたかったそう。オペレーターに対し「もし私の要求を満たしてくれるなら、以後電話はかけません」と前置きした上で、「友だちになってくれませんか?」などと問いかけ、緊急救急とは全く関係のない内容だった。もちろん、オペレーターとしては男性の要求を聞き入れるわけにもいかないため、痺れを切らした2月14日、ついに宜春市緊急救援センターが警察に助けを求めることにした。
基地局のデータなどから、警察はこの男性が同市袁州区南廟郷の緑源村で暮らしていることを突き止め、捜査を開始。最終的に同村で暮らす劉という男性の家から電話がかけられており、この家に住む24歳の息子が“犯人”であることが判明した。家の裏山の中腹では、使用されたと思われるケータイも発見されたという。
警察の調べに対して男性は「最近、彼女と別れて胸が痛くて……。誰でも良いから女性と話がしたかったんです」と動機を説明。自分の行いについて白状し、「二度とこんなことはやらない」と反省したという。なお、この男性。救急への電話以外に、ケータイキャリアのホットラインにも80回以上電話をかけていたそうだ。
中国メディア大江網などによると、この一件は江西省宜春市でのこと。宜春市緊急救援センター関係者の話では、1月20日から2月10日にかけ、同じ電話番号から緊急救急連絡(日本の119番にあたる番号で、中国では120番)がたて続けにかかってきた。その数は1日平均約600回。3週間で合計1万回以上もかけてきた計算だ。時間もバラバラで、深夜にかけてくることも多々あったという。
基地局のデータなどから、警察はこの男性が同市袁州区南廟郷の緑源村で暮らしていることを突き止め、捜査を開始。最終的に同村で暮らす劉という男性の家から電話がかけられており、この家に住む24歳の息子が“犯人”であることが判明した。家の裏山の中腹では、使用されたと思われるケータイも発見されたという。
警察の調べに対して男性は「最近、彼女と別れて胸が痛くて……。誰でも良いから女性と話がしたかったんです」と動機を説明。自分の行いについて白状し、「二度とこんなことはやらない」と反省したという。なお、この男性。救急への電話以外に、ケータイキャリアのホットラインにも80回以上電話をかけていたそうだ。