『江戸東京 味の散歩道―歩き味わう歴史ガイド』

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山川出版社は2011年12月、新刊本『江戸東京 味の散歩道―歩き味わう歴史ガイド』(著/嵐山光三郎/元木昌彦/山本一力/桑原茂夫/坂崎重盛)を発売した。

すしに、鰻(うなぎ)に蕎麦(そば)に天ぷら・・・日本には誇るべき伝統的な料理がある。そうした料理のうんちくをしたためながら、食通を自任する案内人らが、著名店の味を吟味していく。時折、挿入される江戸当時の浮世絵が雰囲気を醸し出す。

江戸には、江戸前という半島状の地域があり、そこを江戸前島といった。この近辺で獲れた魚を江戸前といい、ことに鰻は「江戸前」が味がよいとされ、他地域のものより上等とされたそうだ。

老舗の数々が、写真や営業時間、おすすめ料理とともに紹介されている。この書を手に、「江戸」を食べ歩きしてみたい。