デル・ピエロの慈善団体、被災地へ約2300万円を寄付「友よ、あきらめないで」

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 ユヴェントスに所属する元イタリア代表FWのアレッサンドロ・デル・ピエロは、3月11日に発生した東日本大震災からの復興を支援するために発足した慈善プロジェクト「Ale10friendsforjapan」が終了し、30万3800ドル(約2300万円)を、日本赤十字社を通して寄付したと、自身の公式ブログで発表した。

 親日家として知られるデル・ピエロは震災発生直後から日本へ向けてメッセージを発信し、自らプロジェクトを立ち上げて日本への支援活動を行っていた。「Ale10friendsforjapan」のロゴは、「Ale10」が緑、「friends」が白、「forjapan」が赤く色づけられ、イタリアと日本の国旗と友情の重なりを表現している。

 デル・ピエロは同プロジェクトの終了に伴い、以下のように語った。

「皆さんも知っているように、日本とは僕のサッカー人生において忘れがたい思い出で繋がっている。サッカーのお陰で、15年以上前から、 いつも暖かく親切に接してくれる、素晴らしい国民を知っている」

「今まで様々な愛情を与えてくれた皆さんに、何らかの形でそれをお返ししたいと思った。特に、このような難しい時期にこそ」

「プロジェクトは終了するけれど、僕たちが寄付するものが少しでも手助けになり、皆さんが一日でも早く普段の生活に戻れるように…、そして笑顔が戻るように…、それを願う僕たちの想いは決して終わる事は無いだろう」

「友よ、決してあきらめないで。一人じゃないから。心を込めて。アレッサンドロとAle10friendsforjapanの皆より」

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