23日のツインズ対マリナーズ戦は点の取り合いとなり、延長10回に勝ち越したマリナーズが8対7で逃げ切り、連勝を6とした(5月24日付シアトル・タイムズ)。

 先制したのはマリナーズだった。初回に2点、2、3回にも1点ずつを入れたが、先発のジェイソン・ヴァルガス投手がリードを守れず、4回に追いつかれると、5回に2アウトから勝ち越し打を許して降板した。ヴァルガスはこれまで16イニング無失点だったが、この日は7安打、4四球、5失点と乱調だった。マリナーズの先発投手による7回以上の投球で2失点以下の連続試合が9で途切れた。

 その後、7回にツインズが2点を加えると、8回にはマリナーズが2点を入れて追い上げ、ついに9回に7対7の同点とし、試合は延長に。10回、イチローの送りバントと、ショーン・フィギンズの敬遠の四球で1アウト満塁とし、ルイス・ロドリゲスがセンターへフライを打ち上げて、ついに勝ち越しに成功した。

 同点に追いついて試合を振り出しに戻し、延長戦を制することができたのは、9回にジャスティン・スモークの代走で出たマイケル・ソーンダーズの二盗があったからだ。ソーンダーズはその前の回に、イチローを一塁に置いて、ツインズのクローザー、マット・キャップスがセットアップからではなく足を高くあげて投球したことに気づいた。ソーンダーズはダグアウトに戻ってきたイチローに確認したという。「イチローもキャップスは足をあげていたといった。盗塁のうまい選手が一塁にいてもああいう投げ方をするぐらいだから、ぼくが一塁にいたら必ず同じ投げ方でくるだろうと思った」

 9回、代走で一塁に出たソーンダーズはキャップスの投球モーションを注意深く観察し「足を高くあげたので、走った」。そしてカルロス・ペゲーロのヒットでホームを踏んだ。「今日の試合はまさにチーム一丸となって勝ち取った一勝だったね」

 エリック・ウェッジ監督は「ヴァルガスは今日はあまり調子がよくなかったが、それでも攻めの投球を見せ、ブルペンもいい仕事をした。いくつも鍵となる大きなプレーがあった。バントやヒット、盗塁が決まらなかったら、勝てなかっただろう」と述べた。