SKE48チームE 1st公演
秋元康氏の総合プロデュースにより名古屋を中心に活動するアイドルグループSKE48。3チームある中のひとつ、チームEが結成後約一ヶ月を迎える2011年1月16日、SKE48劇場にて自身ら初となる公演『パジャマドライブ』を行った。雪が降り積もる名古屋で行われた文字通り”初日”公演の模様をレポート。

『パジャマドライブ』はAKB48チームB初のオリジナル公演として2008年3月から上演し、『初日』などの名曲が揃う、今尚ファンの間では“神公演”と語られる人気公演。

AKB48ファンにはおなじみ、開演の合図でもある楽曲『overture』ではモニターに「team E 1st performance」の文字が映しだされた。

1曲目の『初日』はAKB48関連楽曲のファンによる人気投票で2009年の1位を獲得した名曲。メンバーが初めてステージに立った心境を歌詞にした現実とシンクロする内容で、歌い出し前に楽屋を再現してチーム全員で円陣を組むところから始まる。

各チームの円陣はそれぞれオリジナルの掛け声だがチームEのものは「一人はみんなのために!みんなは一人のために!感謝、笑顔、礼儀、涙を忘れず!フレッシュパワー全開で!強く、正しく、いい感じに!SKE48!チームE!!」となっていた。フレッシュパワーと入っているようにチームEの平均年齢は若く15.3歳。SKE48においてまさに末っ子チームになる。

『天使のしっぽ』ではチームEのエース的な存在である木本花音(4期)がセンターポジション。上野圭澄(3期)、柴田阿弥(4期)と可愛らしいユニット構成。木本SKE48の4thシングル『1!2!3!4! ヨロシク!』で劇場デビュー前に選抜メンバー入りしている。

公演タイトル曲の『パジャマドライブ』はセンターポジションを山下ゆかり(4期)が、両サイドを都築里佳(4期)、間野春香(2期)が演じた。

『純情主義』は磯原杏華(2期)、原望奈美(4期)、高木由麻奈(4期)が演じ、気合い充分なSKE48研究生がバックダンサーとして登場。

オリジナル公演でも人気の高い『てもでもの涙』のユニット構成は金子栞(4期)、中村優花(4期)。金子のショートカットがてもでもオリジナルメンバーである元AKB48チームBで怪我のため卒業した佐伯美香を彷彿させた。このユニットは個人的に必見だった。

『鏡の中のジャンヌ・ダルク』ではチームEキャプテンの梅本まどか(4期)が旗を持って登場。ユニット構成は小林亜実(4期)、酒井萌衣(4期)、竹内舞(4期)、山田恵里伽(3期)。ダメージ加工された衣装はMCで話題に上がるなど特徴のあるものだった。

『命の使い道』は現代に生きる少女の寂しさを「ダレカニ アイサレタイ」と歌い出し、公演都度異なる印象的なセリフ「おじさん〜」が入る。今回は「おじさん、何が欲しいの?」だった。

『キスして損しちゃった』ではメンバー名を叫ぶところがあるのだが今回はキャプテンの「梅本君!」。

タイトルに『桜』を冠したAKB48関連の楽曲は多く、その一つである『僕の桜』は『パジャマドライブ』公演では唯一のバラード曲。

アンコール後のMCでは研究生(井口栞里(2期)、内山命(2期)、鬼頭桃菜(2期)、小林絵未梨(4期)、斉藤真木子(2期)、松村香織(3期))が登場して自己紹介。松村の自己紹介は相変わらずの笑いが起きた。

オリジナル公演では『ワッショイB!』だった曲名も『ワッショイE!』に!もちろん歌詞のメンバー名は全てチームEメンバーの名前で歌われた。

記者会見ではキャプテン梅本まどかより挨拶があった。

「本日はチームEのために集まっていただきありがとうございます。今日こうやって公演ができたのも先輩方、スタッフさん、メディアの方、そしてファンの方のおかげだと思っています。本当にありがとうございます。これからチームE、どんどん成長していきますので温かく見守っていただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。」(梅本まどか)