中国商務部の18日の発表によると、2010年の海外からの対中直接投資額は前年比17.4%増の1057億4000万米ドルで、初めて1000億米ドルの大台を突破した。また中国の対外直接投資額(実行ベース)は590億米ドルで、前年比36.3%と大幅に増加し、いずれも過去最高となった。

 新華社電などによると、昨年の対中直接投資は金融危機の影響で前年比2.6%減となった2009年と比べ、一気に上昇に転じた。商務部の姚堅報道官は、「おもにサービス業への投資と内陸の中西部への投資が大幅に増えたため」と説明している。それぞれ前年比28.6%増、27.6%増だった。

  姚報道官は、今後も引き続きサービス業が外資導入の原動力になるとし、また中西部のインフラ整備に伴い外資企業の投資先は内陸に移転しつつあると述べた。対中投資を国・地域別に見ると、香港(675億米ドル)、台湾、シンガポールに次いで日本(42億米ドル)は4位だった。

 一方中国からは、129カ国・地域に対して直接投資を行っており、このうち海外企業の買収による投資額が238億米ドルで、全体の40.3%を占めるという。

 投資先はおもに香港(338億米ドル)で、その他オーストラリア、東南アジア、ラテンアメリカに集中しており、欧米や日本(2億米ドル)への投資規模は比較的小さいとしている。(編集担当:阪本佳代)



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