フランスのリーグ・アンが22日、前半戦の日程を終え、年末休暇に入った。首位は勝ち点32のリール。パリ・サンジェルマン(PSG)、レンヌ、リヨンが1差で追っている。ただしリールは豪雪で延期になった第18節が未消化だ。

 今年の最終戦は6試合がドロー。上位のリール、リヨン、マルセイユ(5位)が引き分け、PSGとレンヌはいずれも下位チームに苦杯を喫し、逆転首位で折り返す絶好のチャンスを逃した。

 得点王争いは、リールのセネガル代表FWムサ・ソウ(24)がトップ。18試合14得点とハイペースでゴールを量産している。これを1差でPSGのブラジル人MFネネ(29)が追っており、この2人の活躍がリーグ1位、2位の攻撃力を支えているのがわかる(リールが33得点、PSGが30得点)。

 一方で守備力を武器としているのがレンヌ。12失点は断トツのリーグ最少だ。その代わり得点力も18ゴールと弱い。レンヌは、リールで大活躍するムサ・ソウをはじめ、ジミー・ブリアン(現リヨン)、アサモア・ジャン(現サンダーランド)、イスマエル・バングラ(現アル・ナスル、ドバイ)と相次いでストライカーを失ったのが響いている。

 それでも守備中心の組織力をつくりあげたフレデリック・アントネッティ監督(元ガンバ大阪)の手腕は見事だが、冬の移籍期間には何としても点取り屋が少なくともひとりはほしいところ。レキップ紙によると、ピエール・ドレオッシGMは1月3日の休暇明けからすぐに合流できるような選手をすでにリストアップしている。

 そのリストには、ダム・エヌドワイ(FCコペンハーゲン、デンマーク)、パピス・シセ(フリブール、スイス)、デンバ・バ(ホッフェンハイム、ドイツ)、ラシナ・トラオレ(クルージュ、ルーマニア)などが含まれる。いずれもほぼ無名だが、“大化け”の可能性を秘めた逸材ぞろい。もしこれらの中から獲得が実現するなら、レンヌが優勝争いに残る期待は十分ふくらんでくる。