24日に行われたスペイン国王杯準々決勝1st.レグ、ビジャレアル対バルセロナ戦は、前半はビジャレアル、そして後半はバルセロナが試合の主導権を握ったが、両チームともゴールチャンスを活かしきれずスコアレスドローに終わった。チャンスの前に立ちはだかったのはディエゴ・ロペスとビクトル・バルデス、両チームのGKだ。彼らの活躍が光った試合となり、ゴールはなかったものの見応えのある試合内容だったと言えるだろう。

 試合後、ビジャレアルのペジェグリーニ監督は、「試合はイーブンだったと思う。前半は我々が、後半はバルセロナが上回った。準決勝進出のチャンスはある。ゴールを割られなかったし、それは重要なポイントだ」、そしてバルセロナのライカールト監督は、「理論上では我々が有利。ライバルに敬意を持ちならが、準決勝進出に向け最善を尽くすつもりだが、我々のホームでそれを達成しなければならない」とコメント。両監督とも試合内容には満足の様子を見せていた。

 失点0で引き分けたバルセロナは、2nd.レグをホームで行えるという点で有利。どちらが準決勝進出を果たすのか、全てはカンプ・ノウでの2nd.レグで決まる。

 また、スペイン国王杯準々決勝1st.レグ、他の結果は、

23日 ヘタフェ対マジョルカ 1-0
23日 バレンシア対アトレティコ・マドリー 1-0
24日 ラシン対アスレティック・ビルバオ 2-0

 となった。ビジャレアル対バルセロナ戦以外は1st.レグをホームで戦ったチームが勝利を収め、準決勝進出に大手をかけているが、スコア的には逆転も十分に可能。1月30日、31日に行われる2nd.レグは熱い戦いになるだろう。

(スペイン通信)