19日のボルトン戦でニューカッスルの指揮を執ったケヴィン・キーガン新監督は、試合後のインタビューで低迷する名門の復活をファンに約束。選手とコミュニケーションを取りながら、チームを上昇気流に乗せたいと語った。

 単調な試合展開でスコアレスドローに終わったボルトン戦について、キーガンは「決して悪い結果ではない」とコメント。しかし、自チームについて「レベルは高いが選手層が薄い」と分析した元イングランド代表監督は、戦力補強の可能性も示唆している。

「選手たちにはガッカリする必要はないと伝えた。中心選手が多く離脱していることを考えれば、いい結果だったとも言えなくはない。今後、これより戦力が落ちることはないのだからね。しかし、補強は必要かもしれない。レベルの高い選手は多いが、選手層が厚いとは言いがたい。今後は我慢強くチーム作りを進めていく。選手とじっくり話し合いながらね。長くリーグ戦で勝っていないし、チームにも大きな変化があった。選手たちは自信を失っている。まずそこを改善するつもりだ」

 12月15日のフルハム戦以来、リーグ戦で6試合連続勝ち星に恵まれていないニューカッスル。チームの建て直しを任されたキーガンは、ニューカッスルのOBで、直接指導したこともあるアラン・シアラーにアシスタントコーチ就任を要請するなど、着々と改革を進めている。バロンドールを2度獲得した経験を持つ往年の名プレイヤーは、プレミアでも1、2を争う熱狂的なファンのサポートを受ける古豪をいかに復活させるのだろうか。