ミランのブラジル代表MFカカ獲得を公約の一つに挙げレアル・マドリーの会長の座を射止めたラモン・カルデロン会長だが、その公約は未だ果たされていない。カカ獲得に熱を上げてきた同会長。そのミランもディフェンスラインの若返りのためにレアル・マドリーのセルヒオ・ラモス獲得を狙っていると報じられるなど、セルヒオ・ラモスがカカ獲得の切り札になるとの噂が囁かれる中、カルデロン会長はこれをきっぱり否定している。

「セルヒオ・ラモスをカカと交換するつもりはない。このレアル・マドリーにカカのポジションはない。セルヒオはベンチでも高給取りの選手の一人だし、それに見合う働きに我々は満足している。彼は給料アップを要求したことなど一度もないし、レアル・マドリーで満足しているよ」。

 レアル・マドリーは、バルセロナに7ポイント差をつけ首位でリーガ前半戦を折り返した。これまで熱望していたカカについて「カカのポジションはない」とまで言い切ったカルデロン会長。現チームに満足しているということであり、カカ獲得のためにセルヒオ・ラモスを手放すことはあり得ないということなのだろう。カルデロン会長のカカへの情熱が冷めてしまったと推測できるが、それもまたいつ復活するかは分からない。今後の結果次第であるとも言えるだろう。

(スペイン通信)