ここ最近、バレンシアから良いニュースが聞こえてこない。11日のチャンピオンズリーグ、対チェルシー戦を引き分けたバレンシアは、これでグループ最下位が決定。チャンピオンズリーグだけでなくUEFAカップからも姿を消すことになった。

　そして、このチェルシー戦で負傷交代となったバレンシアのエース、ダビ・ビージャが検査の結果、左ハムストリングにわずかな筋断裂が確認され、3週間の戦線離脱となった。弱り目に祟り目とはこういうことを指すのだろう。

　このケガでビージャの年内3試合（スペイン国王杯1試合）の欠場が決まった。つまり今週土曜日にメスタージャで行われるバルセロナ戦には出場できない。現在、7位とUEFA圏内からもこぼれ落ちたバレンシアだが、今シーズンのホームの成績は3勝4敗で負け越しとホームで結果を残せていない。

　クーマン監督就任後も復調のきっかけを掴めないでいるバレンシア。バルセロナ戦に負けるようなことがあれば、不調がさらに長引くことも懸念される。上位チームから引き離されないためにもこのバルセロナ戦は踏ん張りどころだろう。とはいえチームのエースの離脱は痛い。

(スペイン通信)