8日のプレミアリーグでダービーと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは4-1のスコアで快勝。前半40分に先制点を奪ったMFライアン・ギグスはリーグ戦100ゴール目を記録し、チームの快勝に花を添えた。しかし、チームメイトのDFリオ・ファーディナンドは、ギグスが正当な評価を受けていないと語り、その存在価値の大きさを声高に主張している。

「ライアンは素晴らしいフットボーラーだ。彼が正当な評価を受けているとは思えないね。僕が一緒にプレーした選手の中でも、最高レベルの選手だと言える。彼のような選手は、引退してからその価値が再び評価されるんだろう。それに海外では非常に高く評価されているしね。プレミアリーグの歴史が語られる時、ライアンの名前が出ることは滅多にない。でも、彼の功績はもっと評価されるべきなんだ。僕らの世代が生んだ最高の選手なんだからね」

　さらにギグスの成長を見守り続ける指揮官のアレックス・ファーガソン監督も、その偉業を手放しで称賛している。

「試合中にライアンの記録についてアナウンスされなかったことに驚いた。この記録について、恐らく誰も知らなかったのだろう。しかし、私は承知していた。簡単に達成できる記録ではないからね。それに、ライアンの貢献度はゴールだけではない。彼は本当にチームに欠かせない選手だ」

　リーグ戦519試合目にして達成した100ゴールの偉業について、ギグス自身は「限られた選手しか達成していない記録だから、とても嬉しいよ。試合の流れを決めるゴールにもなったしね。今は100ゴールの喜びを噛みしめているよ」とコメント。34歳になった今シーズンもマンUに不可欠な存在としてプレーを続けるギグスは、これからもプレミアリーグの歴史にその名を刻み続けるだろう。