8月11日以来、レアル・マドリーの若きDF、セルヒオ・ラモスは休むことなくマラソン選手のように走り続けている。20日行われたアウェイでのエスパニョール戦(レアル・マドリーは2-1で敗戦)にも出場したセルヒオ・ラモスは今シーズン、リーガ8試合、チャンピオンズリーグ2試合、スペイン・スーパーカップ2戦の12試合、そしてスペイン代表戦の4試合にも出場。16試合連続出場し、今シーズン序盤からフル回転で働いているといったところだ。

 ローテーション制を実施しているレアル・マドリーのシュスター監督だが、これまでセルヒオ・ラモスを休ませていない。さすがにどこかで休ませなければと考えているだろうが、右サイドからの攻撃参加、闘志溢れる守り、そしてセンターバックもこなせるセルヒオ・ラモスをどこでローテーションに組み込むか、頭の悩ませどころだ。

 そのセルヒオ・ラモスだが、彼自身は「ローテーション?でも僕はまだ21歳なんだよ!」とコメント。フィジカルもメンタルも充実している彼は、このまま出場し続ける気持ちで一杯だ。それはシュスター監督にとっても心強い。疲れを知らぬ鉄人セルヒオ・ラモス、彼は21世紀のピッリ(ホセ・マヌエル・サンチェス)になっていくのだろう。

(スペイン通信)