【独占手記】阪神・才木浩人、変わらぬ志と高みを目指し続ける理由は…11連勝のGキラー&3年連続2ケタ勝利&175Kタイトル確実
球団史上初のセ・リーグ連覇に導いた阪神・才木浩人投手(27)が、スポーツ報知に独占手記を寄せた。62~63年の権藤博(中日)に並ぶプロ野球記録の巨人戦11連勝を達成するなど、シーズン最終盤までV争いを演じた宿敵に無類の強さを誇る最速158キロ右腕。この日は3回4失点と崩れたが、改良フォークを武器にリーグトップ175奪三振。タイトル獲得も確実な無敵の“Gキラー”は、プロとして変わらぬ志と高みを目指し続ける理由を明かした。
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優勝はうれしい。決まった瞬間は西(勇)さんと高橋さんとハイタッチして、あと巨人戦で浜地が投げていたので「ハマチー!」って(笑)。今日の試合は…いつもよりちょっと力が入ったかな、という感じ。チームに迷惑をかけたし悔しいけど、優勝できてうれしい。
3年連続で2ケタ勝利には到達できた。ただ、もらった10勝という感じで捉えている。完投も1回しかしていないし、ここまで最後まで投げきった試合はほとんどない。野手が打ってくれて、リリーフがそのリードを守ってくれて、みんなのおかげ。感謝したい。
三振数は悪くない。昨年はバックスピンのフォークで、あまり落ちていなかった。リリースしてから真っすぐの軌道よりも低めのラインに入って、軌道がかぶらないから打者も手を出さなかったと思う。そこで感覚的に横回転の方がいいと思って、人さし指でかけるように春のキャンプで練習したら、シンカー気味に落ちるようになった。4月7日のヤクルト戦【注1】は真っすぐもフォークもすごく良くて、ただ新記録のことは終わるまで知らなかった。次、取りたいと思っている。
1年を振り返ると、5月3日の巨人戦で7回無失点と良かった時は、正直ひと安心した。その前、4月28日のヤクルト戦が2回6失点と良くなくて。試合後、コーチに「中4日でいける?」と聞かれた。球数が52球ということもあって「いけます!」と言わせてもらって、結果を出すことだけイメージして試合に臨んだ。大きかった。その試合を含めて巨人戦は2024年7月から11連勝? 謎に負けていないだけ(笑)。たまたまだと思っている。
ダルべック選手に打たれた7月24日【注2】はフォークが甘く入っただけ…というマインドでいる。自分の技術不足として捉えないといけないけど、苦手意識を持つ必要はないと思っているので。あの後はすぐ交代を覚悟した。でも、安藤コーチが全然マウンドに来なかった。『この回だけは最後まで投げ切れ!』という藤川監督のメッセージだったと思う。後ろを抑えられたのは良かった。
巨人戦は悪いカウントで試合を進めない、真っすぐを高めやインコースに投げ切る、簡単にいかないようにという意識でいる。丸選手に打たれているのは分かっている【注3】。自分に合っているバッターには外角を狙った球がボール、ボールと外に逃げがち。カウントを悪くしてバコーンといかれる場合が多い。CSで対戦の可能性もあるし、そういう打者こそストライクゾーン勝負で攻めていきたい。
自分は日々、刺激があって成長させてくれる環境を求めている。野球というスポーツで生きていくと決めた中で、いろんな環境や知らない世界にふれてみたい。それは日本の野球とか、米国の野球とか、正味あんまり関係ないというか…。個人的には別に何でもいい。ただ自分の野球のレベルを上げたい、それだけなので。今は、チームが勝つことが一番。チームが勝てるように、これからも自分のピッチングをしていきたいと思っている。(阪神タイガース投手)
