金メダルを獲得し、声援に応える上野由岐子(左)ら日本の選手たち(カメラ・宮崎 亮太)

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◆愛知・名古屋アジア大会 第15日 ソフトボール 日本 - 中国(3日、愛知・安城市総合運動公園ソフトボール場)

 決勝が行われ、世界ランク1位の日本は、アジア最大のライバル・同8位の中国を7-0の5回コールドで下し、大会7連覇を飾った。

 日本の先発は、25歳のエース左腕の後藤希友(戸田中央)。110キロ前後の直球とチェンジアップを織り交ぜた緩急をつけた投球で5回無失点。中国の強力打線を封じた。打っては、2回に無死一、二塁で8番・須藤が中前打を放ち、三塁上で相手の走塁妨害があって、山内が生還して先制。2-0の4回には2番・石川の左中間への2点適時三塁打などで3点を追加し、突き放した。5-0の5回に2死満塁から9番・藤本の中前適時打でコールド勝ちした。

 最年長44歳の上野由岐子投手(ビックカメラ高崎)は、20歳だった02年釜山大会から7連覇全てに貢献。「きっと最後になる」と語った集大成の舞台で快挙を打ち立てた。「私は出番がなくてもいい」と若手の奮起も促した大会。25歳の後藤が圧巻の投球を見せ、上野もベンチでたたえていた。

 日本は1次Lを全7勝で首位突破。2日の最終戦は中国に7-6でサヨナラ勝ちした。6-6の6回のピンチで上野がリリーフ登板し、無失点で貢献。今季から同国の監督は、16年に日本代表を率いた福田五志氏が就任。五輪2大会金メンバーで22年に引退した山田恵里氏がコーチを務め、特に打力は4-0で破った前回杭州大会決勝より、上がっており、決勝までに4割超え打者が6人も並んでいたが、後藤が封じ込んだ。

 13年ぶり2度目の金メダルに輝いた21年東京五輪では、新型コロナウイルスの影響で無観客開催となった。上野は「無観客での自国開催を経験しているからこそ、アジア大会への思いは一層強く、より強い日本代表を国民の皆様に見せたい」。この日、超満員の観客が球場に詰めかけた。

 3度目の金を狙う28年ロサンゼルス五輪まであと2年。東京五輪金メンバーで今大会の代表は上野、後藤、内藤の3人だが、24年パリ五輪は種目から除外。“空白”の期間で強化し、東京五輪後に主将に就いた石川を軸にチームは成熟してきた。「レベルの高いアジア競技大会で優勝して、五輪につなげていきたい」と主将は話しており、アジア制覇を世界一へつなげていく。

◆日本の先発メンバー

1番:中川彩音中堅手(戸田中央)

2番:石川恭子遊撃手(トヨタ)

3番:内藤実穂一塁手(ビックカメラ高崎)

4番:中溝優生(デンソー)

5番:塚本蛍(ホンダ)

6番:山内早織捕手(ビックカメラ高崎)

7番:川村莉沙左翼手(ビックカメラ高崎)

8番:須藤志歩二塁手(豊田自動織機)

9番:藤本麗右翼手(ビックカメラ高崎)

FP:後藤希友投手(戸田中央)