韓国配給会社・ハイブメディアコープの公式インスタグラム@@hivemediacorpより イ・ミンホらが出演の映画「暗殺者(達)」ポスター

写真拡大

 韓国のベテラン俳優のユ・ヘジンや、日本でも人気のイ・ミンホ、女優のシム・ウンギョンなどが出演する映画「暗殺者(達)」(原題)が、現地で9月23日に公開され大ヒットを記録する中、内容について「歴史の歪曲ではないか」と物議を醸し、公開当時に推薦文を寄せた著名人たちにまで被害が及んでいると2日、現地メディアのスポーツソウルなどが報じた。

 記事によると、同作のVIP試写会が9月21日に行われ、イベントに出席した俳優、監督、作家など42人が直筆メッセージで推薦文をつづり、作品PRをアシストしたという。推薦者には女優のイ・ヨンエ、キム・ゴウン、俳優のイ・ジョンジェ、チャン・ドンゴンなどをはじめ、ドラマ「太陽の末裔 Love Under The Sun末裔」、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」などを手がけた作家のキム・ウンスク氏、ドラマ「キングダム」シリーズ、「シグナル」などを執筆したキム・ウニ氏、映画「アシュラ」、「ソウルの春」などに参加したキム・ソンス監督などが名を連ねていた。

 しかし、同作に「歴史的事実がゆがめられている」という批判が提起されると、推薦者たちにまで被害が及んだとし、特にイ・ヨンエやキム・ゴウンなどのSNSには、「暗殺者(達)」の推薦に対する批判的なコメントが相次いでいると伝えた。

 「暗殺者(達)」は、1974年8月15日に発生した朴正熙(パク・チョンヒ)大統領夫人の襲撃事件をモチーフに作られたミステリーサスペンスで、物語では事件を取り巻く疑問を踏まえた捜査結果と、他の可能性が劇的に示されているという。これについて、観客の間で「歴史的事実をゆがめている」という批判と、「映画的想像力による表現だ」という意見がぶつかり合っていると伝えた。

 議論が大きくなると、制作陣は「特定の歴史的結論を新たに確定したり、事実をねじ曲げたりしようという意図で映画を制作していない」と釈明。その後、賛否両論が起きていることを考慮し、今週末に予定されていた舞台あいさつの中止を発表した。