ベッキー『イッテQ』復帰に「チャンネル変えた」「嫌悪感」の声も…手越は4年、ベッキーは10年、復帰までの時間差はなぜ生まれた?
9月27日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に、かつてレギュラーを務めたベッキーが約10年ぶりに出演した。SNSには再会を喜ぶ声がある一方、「手越はよかったのにベッキーは許せない」といった声も上がっている。
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ベッキーが10年ぶりに出演、手越は4年で再登場
同じく番組を離れた手越祐也は、約4年で出演を再開した。なぜ、ベッキーの復帰にはこれほど時間がかかったのか。
今回、ベッキーが登場したのは、出演者が各国の世界遺産を巡る「世界遺産駅伝」。イタリアで宮川大輔から内村光良へ、たすきが渡される場面に、顔を隠した「マグネット仮面」として現れた。かつて3人が番組の企画内で結成した「マグネット同好会」を踏まえた登場だ。
ロケを終えた席で、内村は久しぶりの共演を前に「あんまり寝てないの」と明かした。ロケ中、ベッキーが自然に「内村さん」と呼んでくれたことを振り返り、「懐かしかったね」と語ると、ベッキーは涙を見せた。
ベッキーは以前、宮川から「内村さんと俺はベッキーが『イッテQ』に出ることをあきらめてへんから」と声をかけられていたことも明かす。今回の出演への感謝を口にすると、宮川も涙ぐんだ。
ベッキーは2016年、不倫報道を受けて芸能活動を休止。収録済みだった同年2月7日放送分を最後に、『イッテQ』への出演を見合わせていた。
だが、テレビ出演そのものをずっと控えていたわけではない。2016年5月にはTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』でテレビ出演を再開。その後も段階的に活動を再開している。
一方の手越は、2020年の緊急事態宣言下に女性を伴う外出が報じられ、芸能活動を自粛。同年6月に当時の所属事務所との契約を解除し、『イッテQ』からも姿を消した。
再出演にあたり、日本テレビは、番組スタッフが本人と話し、当時の行動を反省していると確認したと説明。
共演者やスタッフにも再び一緒に仕事をしたいという思いがあり、2024年10月、内村光良、宮川大輔とイタリアの祭りに挑むロケで約4年ぶりに登場し、その後も出演を重ねた。2026年4月には約6年ぶりにスタジオへ戻っている。
そんな前例もありながら、今回のベッキーの出演をめぐっては、SNS上で「ベッキーには今でも嫌悪感しかない。なぜテレビ局は使うのかわからない」「ベッキー復帰でチャンネル変えた」といった声も多く見られている。
女性タレントの復帰の難しさ
なぜ手越とベッキーでは、再出演までの時間や反応に違いが見られるのか。テレビウォッチャーの飲用てれび氏は、まずSNS上の批判について、視聴者全体の声とでは差があると指摘する。
「そもそも、ベッキーに強い拒否感を示している視聴者が実際にはそれほど多いとは思いませんが、その上であえて手越との違いを言えば、明確な犯罪のケースを除けば、不祥事のなかでも不倫による謹慎は長くなりがちです。
よく言われるように、特にゴールデン帯はファミリー層をターゲットにした番組が多いため、家族を傷つけたと受け取られる行為に対しては、スポンサーも慎重になりやすいのかもしれません」(飲用てれび氏、以下同)
さらに、女性タレントがいったん番組を離れた後の難しさも指摘する。
「女性タレントは入れ替わりが激しく、いったん席を離れると別のタレントで埋まりやすいという事情もあるかもしれません。年齢を重ね、別の立ち位置を獲得してからでないと、復帰しにくい傾向があるように感じます。
また、アイドルなどに比べると、テレビタレントには特定の個人を継続的に支えるファンダムが形成されにくい面もあります。それが復帰の後押しの弱さや、SNSで過去の『過ち』を繰り返し批判しやすい状況につながっている可能性があります」
『イッテQ』は現在も高視聴率を記録する人気バラエティー番組だ。2024年には「新メンバー発掘プロジェクト」を行ない、若い世代の出演者も迎えながら、さらなる長寿化に向けて動いているように見える。
そうした中で、賛否を呼ぶ可能性もあるベッキーを再び迎えたことには、どんな意味があるのだろうか。
「前身番組を経て2007年に始まった『イッテQ』は20年近くの歴史があり、ベッキーの復帰を理由に今さら番組から離れる視聴者がことさら多いとも考えにくいです。むしろ、一度離れたメンバーを再び迎え入れることで、番組が積み重ねてきた出演者のファミリー感がより強まる可能性があります」
人気でも攻めていく『イッテQ』のスタンス
「また、今回の復帰が17年前に一度だけ放送された『マグネット同好会』企画のセルフオマージュ回だったことが象徴するように、ベッキーの復帰は、『イッテQ』の長い歴史のなかでも特に初期の企画を、改めて番組の資産として活用する機会にもなると思います。
長寿番組は新しいものを生み出し続けるだけでなく、過去を掘り起こすこと自体をコンテンツにできる点が強みですが、その意味でも、今回のベッキー復帰は興味深いと思います」
ベッキーの復帰は、『イッテQ』の人気をさらに確かなものにするのだろうか。新しい出演者を迎える一方で、かつてのメンバーや企画にも再び光を当てる。賛否を呼ぶ可能性があっても、積み重ねてきた番組の歴史を生かしていく。そんな試みも、『イッテQ』が長く続いてきた理由なのかもしれない。
取材・文/集英社オンライン編集部
