群馬親子死傷事件 逮捕の元夫、闘病支える長女に「オレをとるのか母親をとるのか」 家族は複数回警察に相談か
群馬県太田市の住宅で、女性が殺害されるなどした事件で、逃走していた長女の元夫が逮捕されました。元夫は、長女に対し、「オレをとるのか、母親をとるのか」などと迫っていたとされています。
■闘病支えるなか「母刺された」

52歳の母親と長男、長女の3人暮らし。
近隣住民
「お母さんが治療中で、来週(今週)も病院に行く予定だった」
「一度会社勤めていて、再発して休んでいた」
近隣住民によると、闘病中の母親を支えながら暮らしていたなか、事件が起きました。
長女(28)
「母が刺された」
警察によりますと25日、手塚由佳さん(52)が胸などを刺され死亡。長男は後頭部を切られるなど傷を負いました。
逮捕されたのは通報した長女の元夫でした。
長男への殺人未遂容疑で27日に逮捕された三原理稀容疑者(30)。現場から見つかった包丁について、「自分で用意した」という趣旨の供述をしているということです。
■靴下のまま逃走…その後パチンコ店で寝ていたか

事件後、現場から逃走していた三原容疑者。
警察が公開した逃走中の三原容疑者の画像。現場から南に1キロほどの場所で、足元は靴下のままです。
そして事件から2日後の27日、高崎市内のパチンコ店で事件が動きます。
パチンコ店の客
「休憩所で人だかりができていました。男性が1人、休憩室のイスに座っていて、周りに人」
警察などによりますと、パチンコ店の休憩室のイスに座って寝ていたという三原容疑者。警察官が呼びかけると目を覚まし、素直に指示に従い、その後逮捕されました。
三原容疑者は逃走中に着替え、発見時には黒のスニーカーを履いていたということです。
調べに対し、三原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているといいます。
■離婚後も一時同居…母親の世話のため同居を解消

栃木県佐野市に自宅がある三原容疑者。事件が起きる半年ほど前から、手塚さん家族は複数回、警察に相談していたといいます。
警察によりますと今年3月30日、長男が「姉が元夫と口論になっている」と通報。6月2日には、長女が三原容疑者からのDVを警察に相談します。
2人は離婚後も一時、同居していたということで、警察は三原容疑者に口頭指導を行い、長女には避難を促したといいます。
その後、長女は母親の世話のため三原容疑者との同居を解消。
◇

そして今月19日、事態は緊迫します。長女が「元夫から母親と弟を殺して自分も死ぬと言われた」という趣旨の相談をしていたと判明したのです。
この相談の前、三原容疑者は「オレをとるのか母親をとるのか」と長女に迫っていたといいます。
事件前日の今月24日には、警察は避難を促したといいますが、長女は母親のケアを理由に断ったということです。
警察は、三原容疑者が手塚さんを殺害したとみて捜査を進めています。