鈴木「朝の準備から…」八木「どんな日でも手を抜くことなく…」チームメイトが語るロッテ・唐川侑己~準備編~
9月4日にロッテ・唐川侑己の現役引退が発表されたが、引退にあたっていろんな選手に唐川との思い出やエピソードを聞くと、“準備”の凄さについて言及することが多い。
◆ 鈴木昭汰「とても尊敬できる先輩」
セットアッパーとして活躍する鈴木昭汰は「僕は6年間しかやっていないですけど」と前置きをした上で、「とても朝の準備から早く来て体を入念にチェックする姿を見れたので、息の長い選手になるというのはこういう人たちなんだなと感じました」とその凄さを語る。
鈴木自身もストレッチ、体幹トレーニングなどマウンドに上がるまでのルーティンを確立し、24年は開幕から27試合連続自責点0に抑えるなど、51試合に登板して、2勝2敗27ホールド5セーブ、防御率0.73と抜群の安定感を誇り大ブレイク。昨季は故障で不本意なシーズンとなったが、今季もここまで53試合に登板して、6勝3敗31ホールド1セーブ、防御率2.49、HPはリーグトップの37で自身初の最優秀中継ぎ投手のタイトルが手に届きそうなところにつけている。
鈴木にとって唐川は「若手の見本になったので、とても尊敬できる先輩です」とのことだ。
◆ 八木彬「尊敬しかない」
5年目の今季、ロングリリーフを中心にプロ初勝利を含む9勝を挙げるなど、大ブレイクの1年になっている八木彬も、唐川の準備の凄さに感銘を受けた一人だ。
「ファームにおるときでも、毎日同じメニューをやっているんですよ。どんな日でも手を抜くことなく、決められたトレーニングを黙々とやっている。そういう姿はすごいなというか、ベテランの方で手を抜くことなくやっていることがすごいなと。尊敬しかないですね」と、黙々と練習する唐川侑己の背中を5年間間近で見てきた。
さらに八木は「食事とかも連れて行ってもらったりもそうですし、ホンマ尊敬していますという感じです」と感謝した。
◆ 西川史礁「すごく優しかった」
野手ではあるが西川史礁も、唐川の準備の大切さを肌で感じた。
「2年間やらせてもらったんですけど、準備の部分だったり、あの年齢までやるとなるとそこまで大事になってくるというのは見ていて感じました。若い時から活躍されて今があると思うので、そういう選手になりたいと思っています。すごく優しかった印象です」
現在プロ2年目の西川は新人から2年連続で規定打席に到達し、最多安打のタイトル争いに顔を出すなど、チームの中心として牽引。唐川のように、1年でも長くプレーする選手になって欲しいところだ。
唐川は背番号と同じプロ19年間プレーしたが、息長くプレーできた裏にコツコツと積み上げてきた準備があったと言える。
取材・文=岩下雄太

