お皿になるフライパン!料理してそのまま食卓へ 開発者にヒットのヒントを聞いた【経済トレンド/ヒットのヒント】

調理器具などを手がける和平フレイズ(新潟県燕市)が2025年12月に発売した「ヘッタ! IH対応セラミックお皿パン」が好評だ。商品企画を担当した和平フレイズの柳京花(やなぎ・きょうか)さんにヒットのヒントを聞いた。(共同通信=増井杏菜記者)
調理後にそのままお皿として使える。「調理の手間や収納場所が減った!という意を込めて名付けました」。直径18センチで希望小売価格は3300円。
2026年7月末までの販売数量は目標比で14%増だった。1世帯当たりの人数の減少や収納場所に限りがあることに着目。「強みのフライパンでこうした課題解決を目指しました」
フライパンのまま食卓へ出せば、盛り付けや洗い物の手間が省けると支持される一方、抵抗感を持つ人もいる。「調理機能を保ち、お皿に見えるデザインで抵抗感をなくせたらと考案しました」
素材は広くフライパンに使われるアルミニウム合金を採用。「鉄製は扱いにくく、陶器だと落とすと割れる心配があるからです」。特殊なセラミック加工でこびりつきにくく、汚れが落ちやすいように工夫した。
陶器のような質感で、彩りが少ない料理でも食卓が映える色を目指した。「内側と外側の加工の違いで生じる色の差の調整に苦心しました」。約4年かけて完成させた。
顧客から「料理が映える」という声が寄せられる。20センチと22センチのサイズもあり、お皿パンつかみは別売り1980円。「今後は色を増やしたい」。柳さんは新潟県出身の32歳。

