アンリがインタビューに応じる Onに加入したムバッペやスペイン代表チームについて語る
元フランス代表のFWティエリ・アンリ氏が、スポーツブランド「On」のフットボール部門ディレクターとして、現在のサッカーについて語った。Onは今夏、レアル・マドリード所属のFWキリアン・ムバッペと契約。アンリ氏は同選手の加入や新たなスパイクの開発について説明する一方、スペイン代表のプレイにも高い評価を与えた。『as』が報じている。
ムバッペとの契約について、アンリ氏は「最初の契約がキリアンだ。彼は最高だと思う。最初の契約としては悪くない」と笑顔を見せた。Onはスパイクの開発にも力を入れており、熱可塑性フィラメントをロボットアームで巻き付ける製造方法によって、重量30グラムの軽量スパイクを目指しているという。
一方、アンリ氏は女子サッカーにも言及。「多くの女性選手が、女性向けに十分適応されていない男性用のスパイクを履いている」と指摘し、女性向けスパイクの開発にも取り組む考えを示した。ムバッペだけでなく、2027年のブラジル女子ワールドカップも重要な舞台になるという。
ムバッペがアトレティコ・マドリード戦で新スパイクを着用しなかった理由については、完成時期が2027年に設定されているためだと説明。すでに練習では使用できるものの、「何よりも本人が快適だと感じる必要がある」とし、早期の着用を無理に求めることはないと語った。
話題がワールドカップに移ると、アンリ氏はスペイン代表を絶賛した。「スペインに対しては、大きな試合ですべて負けてきた」と自身の経験を振り返りながら、「スペインはチームだ。スターはチームだ」と強調。「彼らの仕事の仕方、アイデンティティ、哲学、個人よりもチームを優先する姿勢が、今になって報われた」と評価した。
スペインをどう攻略するかという議論については、「スペインと対戦するとき、こうすればいい、ああすればいいと言う人がいる。でもボールを持っていないときは、ボールなしでサッカーをしなければならない。それをあのチーム相手にどうやるのか」と疑問を投げかけた。スペインはボールを持っているときだけでなく、持っていないときも試合を支配していたと評価し、「見るのが素晴らしいチーム」と称賛した。
一方、現代サッカーについては、高強度のスプリントを繰り返す場面が増え、戦術的なパターンもより明確になったと分析。それでもスペインについては「ゲームは変わったが、スペインは変わっていない。同じようにプレイしている」と指摘した。「チームが動き、ボールが動く。結局、サッカーは同じ。ボールをゴールに入れなければならない」と語っている。
今季序盤のクラブチームについて問われた場面では、アンリ氏は「バルセロナは今、怖い存在だ」ともコメント。Onでのムバッペとの新たなプロジェクトだけでなく、世界のサッカーを分析する立場から、現代のゲームについて幅広い見解を示した。
