デットーリ元騎手「日本勢にとっては良いこと」 凱旋門賞6度制覇の名手が日本馬悲願達成の可能性を語る
今年の凱旋門賞は、悲願の初制覇を狙う日本馬にとって追い風が吹いている。今年2月に現役を引退した元騎手のランフランコ・デットーリ氏が24日までに競馬専門メディア「アットザレーシズ」で、凱旋門賞・G1(10月4日、パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)の馬場について見解を伝えた。
同メディアは、「デットーリ氏、馬場が速ければ、日本馬にも凱旋門賞制覇のチャンスはある」との見出しで凱旋門賞の展望記事をアップした。現地のフランスでは数週間もほとんど雨が降らず乾燥した日が続いているため、記録的な干ばつ状態に陥っているという。異常気象が続く現地の状況を受けて、記事内では「今年のような馬場状態は、10年か15年に一度あるかないかでしょう」と凱旋門賞を6度も勝っているデットーリ元騎手のコメントを紹介。加えて同騎手は「ゴールデンホーンで勝った時もかなり速い馬場でしたが、通常はかなり重い(ソフトな)馬場になりますからね」と15年に制したパートナーの名前を挙げて分析している。
デットーリ氏は95年のラムタラを手始めに、01年サキー、02年マリエンバード、15年ゴールデンホーン、17、18年と連覇を果たしたエネイブルと凱旋門賞史上最多の6勝をマークした世界の名手。例年より馬場が高速化する見立てで「日本勢にとっては良いことだと思います。彼らは長年このレースでの勝利を目指してきましたが、重い馬場は全く得意ではありませんから。馬場状態次第で彼らも有力候補に加わり、レースがより面白くなるでしょう」と見解を示した。
今年は日本からメイショウタバル(牡5歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)とアドマイヤテラ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父レイデオロ)の2頭が参戦。同記事内では「日本は1969年にスピードシンボリが大敗して以来、凱旋門賞制覇を追い求めてきました。それ以降、エルコンドルパサー、ディープインパクト、オルフェーヴルといった馬などで勝利まであと一歩のところまで迫っています」と歴史を振り返っているが、今年はその「あと一歩」を乗り越えられるチャンスが訪れていると名手は見ているようだ。
