季節の変わり目の不調…「秋バテ」かも? 医師に聞く原因と効果的な対策とは
ようやく暑さが和らぎ、秋らしくなってきましたが、このような季節の変わり目になると、様々な体の不調を感じている人もいます。
街の人たちからは、次のような声が…。
(70代男性)
「体が疲れているとか食欲がちょっと落ちるとか」
(20代男性)
「周りの友達に体調を崩したりする人多いです」
(20代女性)
「頭が痛くなることはあります」
今の時期、季節の変わり目に感じる体の不調は、近年「秋バテ」と呼ばれているそうです。この「秋バテ」とは一体何なのか、専門家に取材しました。
済生会熊本病院の総合診療科・杉山眞一医師に話を伺いました。
(済生会熊本病院 総合診療科・杉山眞一部長)
「やっぱり秋は、朝晩と日中の温度差が非常に大きく、台風など気圧がすごく変化しやすい季節です。自律神経のバランスが崩れて乱れて、疲れとかだるさといった体調不良につながることが多いと思います」
症状は、疲れ、だるさ、眠りが浅い、頭痛、食欲不振などさまざまです。
(済生会熊本病院 総合診療科・杉山眞一部長)
「(それらの症状が)重なっていくと、5月病じゃないですけど、やる気が出ないとか、そういった精神面の不調にもつながることが多いかなと思います」
秋バテの主な原因は、朝晩と日中の気温差のほか、台風や低気圧による気圧の変化などがあります。
9月22日の熊本市の最低気温と最高気温の差を見てみますと、最高気温は31.4℃、最低気温は19℃と12.4℃もの違いがありました。一般的に、朝晩と日中の気温差が10℃以上あると体調を崩しやすいといわれています。
また、8月は熊本市で、最高気温が35℃以上の日が25日もあり、厳しい暑さでした。杉山医師によると、夏の厳しい暑さが続いたため、夏の疲れが残ったまま秋を迎える方もいるそうです。
では、どう対策すればいいのか…ポイントは「規則正しい生活」です。
(済生会熊本病院 総合診療科・杉山眞一部長)
「自律神経を整えることが最も重要です。やはり睡眠が最も求められると思いますので、まずは規則正しい生活です。ゆっくりぬるめのお湯に浸かってゆっくりするのと、寝る前のストレッチとかもすごく有効だと思います。あと食事も、栄養バランスを意識して食べてもらうといいと思います」
そして、涼しくなるとつい忘れがちになるのが「水分補給」です。
(済生会熊本病院 総合診療科・杉山眞一部長)
「夏ほど水を飲まなくなって水分不足になり、脱水にもなりやすいので、水分摂取はしっかり心がけてもらうといいかなと思います」
いい秋を迎えるためには、日頃の生活習慣の見直しが大切です。ただし、症状が長引く場合は別の原因が隠れていることもあるため、自己判断せずに医療機関を受診してください。

