台風25号の記録的な大雨の影響で堤防が決壊し、水に漬かった印旛沼周辺=23日午後、千葉県成田市

 台風25号の影響で記録的な大雨が降った千葉県は23日、新たに2人の死亡を、神奈川県は1人の死亡を確認したと明らかにした。死者は計10人となった。千葉県で1人が行方不明になっていることも分かり、両県で4人の捜索が続いた。千葉県では川が氾濫した佐倉市などで600棟以上の住宅に被害が出た。

 県北部の印旛沼の水位が過去最高に達し、堤防の2カ所で決壊したことも判明。周囲の住宅や田んぼなどで被害が出ている。

 千葉県によると、印西市で水没車両の近くから60代男性が、鴨川市で捜索していた70代男性が見つかり、死亡が確認された。県内の死者は7人。新たに行方不明とされた70代男性は、長柄町で車の運転中に土砂崩れに巻き込まれたとみている。鴨川市で60代男性の行方が分かっていない。

 神奈川県などによると、行方不明だった同県三浦市の原田佑佳さん(35)が自宅で発見され、死亡が確認された。他にいずれも横須賀市の横山淳子さん(64)と70代の沼田正さんが死亡。沼田さんの妻で70代の明美さんと三浦市の20代女性の行方が分かっていない。

台風25号の影響による大雨で冠水した千葉県佐倉市内=22日午前(共同通信社ヘリから)