「中1で煙草もお酒も男も知りました」元アイドル(32)が10代の“黒歴史”を告白…《暴走族の恋人》と過ごしても越えなかった“最後の一線”とは
「中1で煙草もお酒も男も知りました。もう全部セットです」
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そう振り返るのは、福岡のご当地アイドルグループ「HR」の元メンバーで現在はポールダンサーとして活動する望月彩華さん(32)だ。
望月さんは「HR」所属時に金髪ギャルメイクの「ヤンキーキャラ」で人気を集めていたが、福岡・久留米で過ごした中学時代、実際に不良だったという。当時できた3つ年上の彼氏が暴走族だったことから、真面目だった彼女は徐々にヤンキーの道へと進んで行く。
高校時代は「悪いことはダサい」と不良を卒業してギャルになったが、ある日突然、恋人が教室から消えてしまった。その驚きの行方とは……。「若気の至り」で突き進んでしまったという、アイドルになる前の10代の苦い経験について伺った。(全5回の1回目)

望月彩華さん ©釜谷洋史/文藝春秋
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中学時代、彼氏は3個上の暴走族だった
--福岡県久留米市出身ですね。子供の頃はどんな子だったんですか。
望月彩華さん(以下、望月) 小学校の時から陽キャグループにいました。ただ、性格的には真面目でした。ある時、みんなで一斉に遅刻しようとなった時には「いや遅刻してはダメなんじゃないの」と周りには一応言いました。ただ友達に流されて一緒にやっちゃう感じでしたね。
--子どもの頃は何になりたかったですか。
望月 夢は芸能人になることでした。でも、小さい頃からずっと親には言っていなくて。うちは厳しく「あんたみたいな人はそんな夢を見るもんじゃない。親の敷いたレールを進みなさい」という感じでした。芸能界がもう無理だって思ったときに、同時に考えていたのが看護師になることでした。
--望月さんは彼氏が暴走族だったと明かしていますが、いつ頃から付き合っていたんですか?
望月 中学の時、友達の紹介です。彼氏は他校の3個上の高校生でした。出会ったときから不良でしたし、紹介してくれた友達が悪い子で。その子は小学6年生のときに付き合っていた人が18歳くらいで。いろんな話を聞いていました。
--いろんな話って何ですか。
望月 それこそ「うちの彼氏は煙草を吸ってる」「お酒を飲んでる」とか、あと初体験とか。そういう話を聞いて、すごいなって思っていて。その友達は不良の集まりに小学校の頃から出入りしていたんですよ。だからすごく大人に見えたんです。
「悪いことをしている自分、格好良い」マインドになっていた
--すごいですね。昔、「ホットロード」って不良漫画があったのですけれど、その世界だ。望月さんは彼氏と付き合った頃はまだ不良ではないと思うんですが、そこからどうやって不良に?
望月 一緒にいるうちに、ならざるを得ないというか。中二病的なところがあって「悪いことをしている自分、格好良い」というマインドになっていて(苦笑)。中1で煙草もお酒も男も知りました。もう全部セットです。今は反省していますが、若気の至りでした。
--でもそれだともう親はめちゃくちゃ怒ったんじゃないですか。
望月 実はうちの両親も学生時代は悪かったのですよ。若いときに結婚してお金がないから、わたしには真っ当な道に進んでほしいって思っていたんです。
--それに対しては反抗していたんですか?
望月 家にはあんまり帰ってなかったですね。彼氏の家に居座っていました。
--でも、そこはまだ暴走行為には参加はしていない?
望月 いや、すぐではなかったのですけれど、徐々に参加してました。中1の途中くらいから周りがバイクや車に乗っていました。
--その頃は危険な目には遭わなかったんですか?
望月 基本的になかったですね。中1のときに酒もタバコも経験してしまっていたんですが、薬はやらなかったんですよ。ただ彼氏が煙草みたいなものを吸っていて、それが何か聞くと「アメリカの煙草だよ。でもお前は吸わないほうが良い」って言われて。たぶん危ないやつです。彼氏が「薬だけは絶対にやらせたくない」って、もうずっと守ってくれてました。
--彼氏が所属していたのは、どんな不良グループだったんですか?
望月 全員10代ですね。30人くらいいたんですが、常時いたのは10人くらい。学校とかは行っていなくて、夜の街を歩いていたら別のグループと喧嘩をしてましたね。私は手を出さなかったのですが、無免許運転はしたことがあります。警察に捕まったことは一度もないですが、今考えるともちろん悪いことですよね。中1から暴走族のバイクの後ろに乗せてもらうこともあって、パラリラパラリラって。
--えっ、平成ですよね。そんないわゆる暴走族なんですか?
望月 平成でもそうでした。思い返すと申し訳ない限りです。
--暴走族はどういう格好をしているんですか。まさか特攻服?
望月 さすがにないです(笑)。私たちの時代は、ドン・キホーテのスウェットにEVISU(エヴィス)のジーンズでした。
--闇社会の人が近づいてくるとかないんですか?
望月 それはありました。グループの先輩が何々組とか。でも私は関わることはなかったです。
--中学校は行っていたんですか?
望月 行っていなかったんですけど、連れていかれていました。でもまた行かなくなるみたいな。体育祭とか行事には行ってましたよ。
高校生で不良は卒業したが…彼氏が少年院に
--高校はどうしたんですか?
望月 行きました。高校ではちゃんとしようと思って。でも久留米で一番のバカ高で、名前を書けば入れるみたいな高校で。
高校に行ったのは看護師になりたかったからなんです。学校に行かないと看護学校は受けられなかったから高校は出とくかみたいな感じでした。
--高校でも暴走族の彼氏とは付き合っていたんですか?
望月 私が高校入学のタイミングで、あっちも高校を卒業するタイミングだったので、自然と別れて、それで会わなくなりました。
--彼氏と別れましたが、高校では不良にはならなかった?
望月 なんか、悪いことがもうダサいなと思ったのですよ。自分が今までやってきたようなことを友達が自慢げに話すのを聞いて「えっ、私は全部もう終わったけれどな。すごいダサいな」と感じて。たぶんもうやり切ったんですね。なので不良はやめたんですが、ギャルになっていきました。付き合う友達が変わっていったので。
--ギャルの友達ができたんですね。
望月 そうです。不良からいきなり普通にはたぶん戻れないじゃないですか。自分のプライドもあるし。それに普通の子は私に近付いては来ないですし。私は金髪だったので、必然的に金髪の似たようなギャルが集まってくるんですよ。
--久留米のギャルはどこで遊ぶんですか?
望月 カラオケボックスとか、あとはクラブに行くようになりました。久留米のクラブは緩かったので、全然年齢確認とかされなくて。もう全然入れてましたね。
--夜遊びは変わらないんですね。じゃあまだ家には帰っていない?
望月 学校は行ってましたが、友達の家とかに泊まってましたね。でも学校生活は充実してました。お昼にみんなでご飯食べて、お昼休みの限られた時間で遊んで。青春でしたね。
--高校時代、彼氏はいたんですか?
望月 高校のときに一番最初に付き合ったのは、サッカー部の人で。学校内で普通に恋愛しました。
--じゃあいわゆる普通の恋愛をしたんですね。
望月 でもつまらなくて3ヶ月くらいで別れました。刺激が足りなかったのかな。あと高校の時に付き合ってた別の彼氏が少年院に行ったんですよ。ある時突然連絡が取れなくなって、先生に聞いても何にも教えてくれない。それでも先生をずっと問い詰めたら「彼女だったら、彼が帰ってくるのを待っててあげて」と言われて。その彼のことがめちゃくちゃ好きで、その時はその人と結婚すると思っていたんですよ。でも結局、高校の間は彼は戻ってこなかったんです。
私が19、20歳くらいのとき、SNSを通じて突然彼から連絡が来て「実はあの時少年院に入っていた」と明かされて。
--彼はなんで少年院に入っていたんですか。
望月 色々あったみたいですが、詳しくは知りません。彼が少年院に入った頃、私はちょうどアイドルになったばかりだったんですよ。私に迷惑をかけたくないと、先生にも少年院に入ったことは絶対言わないでほしいと言っていたみたいです。
それで、私がアイドルの卒業を発表したのをきっかけに、連絡をくれたみたいなんです。その連絡から一度よりを戻したんですけど、結局別れました。彼が今、何をしているかよくわからないけれど、SNSは時々見てくれているみたいです。
〈「ブラとパンツ姿の写真を送ったら4回落ちた」眉なし金髪の元ヤン少女→清純派アイドルグループで“人気メンバー”に上り詰めるまで《男性ファンはホストかヤンキー》〉へ続く
(徳重 龍徳)
