スポニチ

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 巨人の松本剛外野手(33)が20日に放送されたテレビ東京「スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~」(月~木曜後11・55、金曜後11・58、土曜後10・30、日曜後10・54、9月14日~25日は放送時間変更でこの日は後11・09)にVTR出演。今季からチームメートとなった先輩・坂本勇人内野手(37)から受けた影響と感謝を語った。

 日本ハムから巨人にFA移籍して1年目。交流戦を機に数字を上げ、20日現在リーグ3位の打率.288、リーグトップの得点圏打率.356、リーグ10位の出塁率.341といずれもチームNo.1の数字を誇る。

 幼少期から大の巨人ファンで、憧れのユニホームに今年から袖を通すことになった2022年のパ・リーグ首位打者。阪神とのし烈な優勝争いの中で若手中心の打線を攻守でけん引しているが、1-0で勝利した12日の阪神戦(東京D)で虎の子の1点を叩き出したのも松本のバットだった。

 そんな松本。阪神とのゲーム差を0.5に縮めるV打にはある“秘密の物語”があったという。

 「本当に目の前に素晴らしい手本がいるので。物凄く分かりやすくて助かってます」

 そう話すのは現役レジェンドの坂本についてだ。

 もともと巨人ファンで「東京ドームの雰囲気って凄く“野球やってるな”“プロ野球だな”って僕はやっぱりそう感じて育ってきているので。小さいころの憧れだったのは間違いない」と話す。

 そんな巨人の象徴的な選手がNPB歴代9位&現役最多の2473安打を誇る坂本。松本はプロ15年目だが、坂本はプロ20年目のシーズンを送っている。

 「難しいんですけど、僕自身、なかなか…ね。いいプロ野球人生を過ごしてきたかっていうと、そんなこともないので」。プロ11年目だった2022年に.347という高打率でパ・リーグ首位打者のタイトルを獲得したが、その後の2年間は打率2割台。昨季は.188と1割台に終わった。

 心機一転を期しての新天地への移籍。そこで出会ったのが坂本だった。

 「間近で、どういう姿勢で、どういう意識でバッティングしているのかなーとか、トレーニングしているのかっていうのを見させてもらえているので。本当に勇人さんは、もう僕からしたらずっと右(打者)の手本というか」

 打撃について質問すると、その全てに分かりやすく答えてくれる現役レジェンド。

 松本は「なかなかマネできる部分とできない部分、もちろんあるんですけど。気になったことは聞くようにして。“俺はこうなんだよ”っていうふうな伝え方をしてくれるので、物凄く分かりやすくて助かってます」と感謝を惜しまない。バットもグラブも譲り受けた優しい先輩だ。

 特に教えを受けたのが、坂本が得意とするインコースのさばき方だという。

 「球界の中でも一番のやわらかいスイングというか、力感なくバットを出して。タイミングの取り方も本当に変幻自在といいますか。それこそ、どういうところでタイミングを取っているのかなーとか、そういうのも結構参考にさせてもらっています」

 阪神と激突した12日の天王山。0-0で迎えた2回、まずは先頭の5番・坂本が左前打で出塁する。そして、1死一、三塁で8番・松本が村上から放った左翼線への適時二塁打が決勝点となった。

 先制、そして決勝のホームを踏んだのが坂本。そして、坂本から譲り受けたバットで放った松本の二塁打は、村上の内角ツーシームを捉えたものだった。