阪神・才木浩人が2位転落&優勝M消滅危機を救った!7回零封9勝「うちが勝てばいいのは分かっていた」
◇セ・リーグ 阪神8─1DeNA(2026年9月20日 甲子園)
阪神は20日、DeNA戦で8-1と快勝した。先発の才木浩人投手(27)は7回6安打無失点の快投で今季9勝目。優勝マジック消滅&2位転落危機にあった負けられない一戦で勝利を呼び込んだ。自身DeNA戦5連勝を飾り、3年連続規定投球回にも到達。デーゲームで勝利したゲーム差なしの2位・巨人に首位の座は譲らず、優勝マジックを1減らし「11」とした。
あかね色の空とともに、才木の闘志も燃え上がった。試合前に巨人が勝利し、チームは負ければ2位転落&優勝マジック消滅という中で迎えた負けられない一戦。7回無失点と快投し、託された任務を果たした。
「うちが勝てばいいのは分かっていた。他力で優勝したって別にうれしくない。自分たちが勝って優勝できるのが一番いいので」
ピンチはギアを上げて乗り切った。連打を浴びるなど3回は1死二、三塁で、先制を許しそうな危機。それでも佐野を150キロ直球で捕邪飛に仕留めると、流れを取り戻した。最後は筒香を151キロ直球で遊ゴロ。自慢の直球を軸に鋭く落ちるフォークを織り交ぜながら、スコアボードに「0」を刻んだ。
“難敵”から大きな1勝をつかみ取った。試合前時点でチームはDeNA戦10勝10敗。チーム防御率はセ球団ではワーストの3・99と最も苦しんでいたDeNA打線をピシャリと封じ込めた。
7回を投げ、3年連続で規定投球回に到達。これで8月30日の巨人戦から続く連続イニング無失点は22回まで伸ばし、まさに無双状態だ。この日も6三振を奪い、奪三振数は170で両リーグ断トツのトップを堅守。奪三振のタイトルはほぼ手中に収めた。
休みの日は基本的にインドア派。趣味のゲームに没頭する時間が、リフレッシュするひとときだ。お気に入りは、3人1チームで対戦するバトルロワイヤル形式の人気ゲーム「APEX LEGENDS」。だが、「やる友達がいないんで(笑い)」と基本はひとりで参加。ランダムでマッチしたプレーヤーとチームを組んで楽しんでいるという。
ゲーム内で使用するニックネームは「ぷんちゃん」だ。名前の由来については「別に何もない。なんか知らないけど、ぷんちゃんにしようって思った」と説明。長年使い続けているお気に入りの愛称で「選手あだ名シリーズ」ではグッズ化もされた。「ぷんちゃん」の名が広く知られるようになった今も「さすがに(ゲームで)気づかれたことはない」と笑い飛ばした。
チームは優勝マジックを1つ減らし、「11」とした。「しっかりとまた自分たちの野球で勝ちをつかめたら」。エースの熱投が、虎のVロードを再び加速させた。 (山手 あかり)
○…阪神は敗れると2位転落の危機を回避し、首位の座を守った。きょう21日、ゲーム差なしの2位・巨人は試合なし。阪神はDeNAに敗れると2位に転落し、巨人に自力優勝の可能性が復活するためマジックが消滅する。

