宮城県内で東日本大震災による身元不明の遺体として扱われていた1人が、震災以前に亡くなっていて、既に火葬されていた遺体であることが分かりました。

【映像】震災直後の宮城県(当時の様子)

 震災による遺体ではないと判明したのは、2011年3月26日に南三陸町で発見され、身元が分からないまま収容されていた40歳以上とみられる男性の遺体です。

 警察によりますと、津波によって発生した火災の現場で発見され、ほぼ全身の骨が残っていましたが、損傷が激しく身元不明遺体として収容されていました。

 しかし、今年に入り、同時期に同じ火災現場で発見された別の遺体との比較や骨学鑑定の結果などから、震災による遺体ではなく震災以前に亡くなり、既に火葬されていた遺体であることが分かりました。遺骨に交じって、骨壺と思われる陶器の破片も見つかっています。

 遺体は南三陸警察署で3カ月間保管された後、町が引き取って管理し、身元特定に向けた情報提供を呼び掛けることにしています。

 これにより、県内の震災による身元不明の遺体は5人となりました。(ANNニュース)