YouTubeチャンネル登録者55万人を抱えるコスメティック田中氏。第1回では、学部4年の6月から就活を始め、44社に応募した“出遅れ就活”の実態を聞いた。

 第2回では、田中氏が実際の選考で使っていたエピソードや、面接での失敗と手応えを振り返りながら、ぼっち・陰キャなりの「面接術」を聞いた。全4回の第2回。


面接で「合わない」と思ったら…


 --選考を進める中で、途中で「自分には合わないな」と感じた企業はどのように整理していたんですか?


 面接官と喋ってるときの雰囲気とか、価値観のズレみたいなのを感じたら、選考の途中であっても自分から「今回は辞退します」みたいなメールを送ってお断りすることは、結構ありました。


 実際に面接に出てくる社員の方、特に面接官とかの態度を見てると、「あ、もし仮にこの人が自分の直属の上司になるんだとしたら、自分は絶対にうまくやっていけないな」っていうのがなんとなく分かるんですよ。そこを妥協して入っちゃうと後々自分が苦しくなるだけなんで、そう思ったらその場で自分から選考を降りました。


 あと単純に企業から「お祈りメール」を送られて、上から目線で落とされるのって、なんか普通に癪じゃないですか(笑)


 お互いに「なんか合わないな」って察してるんだったら、相手から判断されるのを待つんじゃなくて、こっちから先に切ってやろう、みたいな。



面接官の反応は「普通に最悪」田中氏がやらかした逆質問


 --面接で失敗した具体的なエピソードはありますか?


 ありますね。営業の会社を受けていたときに、かなり素直に聞いちゃったことがあって。「まだ自分がこのプロダクトというか、事業に人生をかけるのか分かってないんですけど、社員の方はどういう人生のかけ方をしてるんですか?」みたいな聞き方をしたんですよね。


 --どんな反応でしたか?


 あからさまに良くない反応をしてました(笑)営業の会社だったからなのかもしれないですけど、嘘をついてでも「ここに人生をかけたいんです」みたいな言い方をしないとダメだったんだな、とは思いました。


 --田中さん自身は、面接対策をかなりやり込んでいたんですか?


 いや、もう全然してなかったですね。面接対策の本も、たしかブックオフで1冊買ったくらいです。


 ただ就活していて感じたのは、すごいセリフみたいな台本を作って、それを読み上げているような人が結構いたんですよ。でも僕は、あえてその場で考えたことしか喋らないようにしていました。その方が、多少は人間味が出るかなと思って。


 僕も別に、面接向きのすごく上手な喋り方をしていたわけではなくて、本当に普通に喋ってましたね。それで落とされるなら、普段の業務でもこんな感じなので、そもそもマッチしていないんじゃないかと思っていました。