「脊髄硬膜外膿瘍」を医師が解説!放置すれば後遺症が残る危険も!

腰のMRI検査費用は保険適用か自由診療かで大きく異なります。3割負担の目安や自由診療の相場を詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「腰のMRI検査費用」はいくらかご存じですか?発見されやすい病気も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

MRI検査とは?わかることや時間の目安

MRI検査は、磁気と電波を利用して身体の内部を詳しく画像化する検査です。腰痛の原因検索では、神経や椎間板、脊髄などの状態を詳しく確認できるため、多くの整形外科で行われています。

レントゲン検査との違いとMRI検査の強み

レントゲン検査では骨の変形や骨折の有無を確認できますが、神経や椎間板などの軟部組織までは詳しく映りません。一方、MRI検査は椎間板の飛び出しや神経の圧迫、脊髄周囲の異常なども確認しやすい検査です。腰痛や足のしびれが続く場合、レントゲンでは原因がはっきりしなくても、MRIで異常が見つかることがあります。

MRI検査にかかる時間と当日の流れ

腰のMRI検査にかかる撮影時間は、内容によっても異なります。一般的に15~20分程度です。造影剤を使用する場合や撮影範囲が広い場合は、さらに時間がかかることがあります。検査当日は金属類を外し、MRI装置のベッドに横になって撮影します。検査中は大きな音が出るため、耳栓やヘッドホンを使用する施設もあります。

腰のMRI検査にかかる費用の目安とは?

腰のMRI検査費用は、保険適用か自由診療かによって大きく異なります。また、造影剤の有無やMRI装置の性能でも費用に差があります。

腰と他の場所でMRI検査の費用は異なる?

MRI検査は部位によって撮影方法が異なるため、費用に差が出ることがあります。例えば、頭部や乳房MRIの撮影を行った場合には診療報酬点数は100点加算されます。保険診療では診療報酬点数に基づいて費用が決まるため、施設間の差は一定範囲に収まることが多いでしょう。

保険適用(3割負担)でMRI検査を受ける場合の金額

腰のMRI検査は、医療上必要と認められた場合に健康保険が適用されます。3割負担の場合、自己負担額の目安は約7,000円程度です。造影剤を使用する場合は、約11,000円程度になることもあります。また、実際にはMRI撮影料だけでなく、以下の費用が加わります。

初診料・再診料

画像診断料

診断結果説明料

処方薬があれば薬剤費

そのため、診察から薬の処方まで含めると、支払総額はさらに高くなる場合があります。

人間ドックなど保険適用外の自由診療でMRI検査を受ける場合の金額

人間ドックや脊椎ドックなどで腰のMRI検査を受ける場合は、自由診療となり全額自己負担です。オプションでMRI検査を追加する際には、費用相場は20,000円前後と考えられますが、医療機関や検査内容によって差があります。脳ドックなどとセットになったコースでは、さらに高額になることもあります。自由診療では施設ごとに価格設定が異なるため、事前確認が大切です。

「腰のMRI検査」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「腰のMRI検査」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

腰のMRI検査を受ける場合、保険適用での費用の目安はどのくらいですか?

木村 香菜 医師

3割負担の場合、一般的には約5,000~9,000円が目安です。造影剤を使用する場合や追加検査がある場合は、さらに高くなることがあります。

腰のMRI検査に造影剤を使用することはありますか?その場合の費用はいくらでしょうか?

木村 香菜 医師

腫瘍や炎症などを詳しく調べる際には、造影剤を使用してMRI検査を行うことがあります。造影MRIでは通常のMRI検査より費用が高くなり、3割負担では1万円前後が目安です。ただし、診察料や追加検査によって総額は変動します。

レントゲン検査ではなく、腰のMRI検査を受けることでどんな病気がわかるのでしょうか?

木村 香菜 医師

MRI検査では、レントゲン検査ではわかりづらい椎間板や神経の圧迫の様子を評価することができます。そのため、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊髄腫瘍など、神経や椎間板に関わる病気を詳しく確認しやすくなります。

腰痛で脊椎ドックを受けるとMRI検査の費用負担は高いですか?安いですか?

木村 香菜 医師

脊椎ドックは自由診療になるため、保険診療より費用負担は高くなる傾向があります。数万円程度かかるケースもあります。

まとめ 腰のMRI検査の費用は数千円から1万円台が目安!

腰のMRI検査は、椎間板や神経の異常を詳しく調べるために役立つ検査です。保険適用であれば、3割負担で数千円、造影剤使用時には1万円程度が目安です。追加検査がある場合はそれよりも高くなることがあります。また、人間ドックなどの自由診療では2~5万円程度になることもあります。腰痛やしびれが続く場合は、自己判断で放置せず、整形外科で相談することが大切です。

「腰のMRI検査」で見つかる病気

「腰のMRI検査」から見つかる病気は7個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

整形外科系の病気

整形外科系

腰椎椎間板ヘルニア

腰部脊柱管狭窄症

脊椎腫瘍

脊髄腫瘍

すべり症

脊髄空洞症

脊髄硬膜外膿瘍

MRI検査では、骨だけでなく神経や椎間板、脊髄周囲の異常も確認しやすく、腰痛の原因検索に役立ちます。

「腰のMRI検査」を受診すべき症状

「腰のMRI検査」を受診すべき症状は9個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

腰が痛い

足がしびれる

片足だけ痛い

おしりから足にかけて痛む

歩くと足がしびれる

足に力が入りにくい

安静時にも腰痛が続く

発熱を伴う腰痛

排尿・排便障害を伴う腰痛

しびれや筋力低下、排尿障害を伴う腰痛では、神経の圧迫が進行している可能性もあるため、早めの受診が重要です。

参考文献

E202 磁気共鳴コンピューター断層撮影(MRI撮影)(一連につき)|今日の臨床サポート

「腰椎椎間板ヘルニア」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる

「腰部脊柱管狭窄症」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる