故郷・熊本の地震被害へのチャリティー募金を呼びかける島津亜矢

写真拡大

デビュー40周年の歌手島津亜矢(55)が12日、埼玉・川口総合文化センターリリアホールで「40周年記念コンサートツアー2026~ありがとう~」を開催した。圧倒的な歌唱力で「愛染かつらをもう一度」「海鳴りの詩」など全21曲を歌い上げた。そして7月に大きな地震の被害を受けた故郷・熊本への思いを明かした。

ステージは「海鳴りの詩」でオープニング。デビュー曲「袴をはいた渡り鳥」から「出世坂」と原点となる曲を披露。尾崎紀世彦の「また逢う日まで」、寺尾聰の「ルビーの指環」、松山千春の「長い夜」などジャンルを超えた名曲も熱唱。“歌怪獣”の異名通り、演歌からポップスまで全21曲を歌い上げ、40年間の歩みと進化を見せた。

現在、55歳。「50歳を過ぎるといろんなことが出てきますね(笑い)。夜はちょくちょく目覚めて、なかなか眠れなくなりますね。あとは、ちょっと骨が痛くなったりして、慌てて病院に行くと『それ、加齢だね』って」と苦笑いした。

表情を曇らせたのが、故郷・熊本への思いだ。「10年前に続いて、また大きな地震に見舞われてしまいました。熊本県で生まれ育った者として何か力になれることはないかと毎日、思い続けています。でも、それが思っているだけで何もできないことに、熊本県民の1人としていら立たしさを感じています」

熊本には現在、父親と妹が暮らしている。それだけに被災地への思いは人一倍強い。この日はチャリティー募金も実施して、島津自ら会場入り口に立って協力を呼びかけた。

1986年(昭61)5月に「袴をはいた渡り鳥」でデビューして40年。演歌を原点に歌謡曲、ポップス、ロック、洋楽へと歌の世界を広げてきた。節目の年に掲げたツアータイトルは「ありがとう」。ファンへの40年分の感謝と故郷への思いを、歌だけでなく行動でも届けた。