熊本人に愛された″かっぱの本屋さん″金龍堂まるぶん店が閉店へ 上通アーケード
半世紀以上にわたり、熊本市中心部で営業を続けてきた老舗書店「金龍堂まるぶん店」が、今年いっぱいで閉店することになりました。
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来店客を迎える、あの「かっぱ」は、どうなるのでしょうか。
閉店の理由は――
熊本市中心部の上通アーケードにある「金龍堂まるぶん店」には、約10万冊の書籍が並びます。特に参考書の品揃えが豊富で、学生にも親しまれてきました。
金龍堂まるぶん店 荒川俊介店長「築年数が50年を超えていて、老朽化しているので、建物自体を明け渡すことになり、閉店となった」
閉店は入居する建物の所有者の事情によるもので、今後は移転先を探す考えです。
通りを見守ってきた かっぱ3匹
「まるぶん」といえば、入り口で客を出迎える かっぱ像が有名ですが、かっぱはこの場所で変わりゆく街並みも見つめてきました。
「まるぶん」がオープンしたのは1970年のことです。人が集まりやすい市中心部という場所を生かし、地域を代表する書店へと発展しました。
2016年の熊本地震も乗り越え…
10年前の熊本地震では、店舗の壁や天井が被災し、7か月の休業を余儀なくされ、かっぱはシャッターが再び開くのを待っていました。
「お待たせしました。まるぶん開店します。どうぞお越しください」
開店早々、多くの客が訪れ、店は一気に賑やかになりました。
世代を超えて愛された”まるぶん”
あれから10年、閉店の知らせに利用客は――
40代「残念。熊本から書店が減って…」
10代「よく使っていたので悲しいなと思って」
10代「思い出の場所でもあるので悲しい」
若い人にも、かっぱ像に思い出があるようです。
10代「小さい時から来ていて、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に小銭を投げていた。残ってほしい」
「かっぱは消えない」再開を目指して
店の移転先はまだ決まっていませんが、店長は強調します。
金龍堂まるぶん店 荒川俊介店長「『残念』など惜しむ言葉と、『もう1回どこかでやってほしい』という言葉の2つがあって。できたら上通周辺で場所があれば、そこに店を出したい」
さらに店の「看板」でもあるかっぱ像について――
荒川俊介店長「廃棄だとか処分だとか、そういうことにはならない。消えることはない。閉店までにぜひ一度でも、このまるぶんに来て欲しい」
