【予報士解説】東京などで記録的な日照不足 長雨いつまで…原因は?
秋雨前線の停滞によって異例の長雨が続いていますが、この先も雨は続くのか、気象予報士の木原実さんに聞きました。
■9月上旬は日差し少なく…都心は平年の2割未満
11日(金)も、西日本から東日本の太平洋側を活発な雨雲が通過し、東京都心でも一時、本降りの雨になりました。長らく秋雨前線が停滞していて、東京では久しく青空が広がっていません。
9月1日~10日までの日照時間の平年比を見ると、平年を上回っているのは北海道や青森県の一部のみで、その他の地域は平年を下回っている所がほとんど。
特に西日本から東日本の太平洋側は顕著に少なくなっていて、東京都心では10日間の合計の日照時間が7.4時間(約45分/日)と、9月上旬としては1961年からある統計史上もっとも少なくなりました。さらに三重県の尾鷲では、10日間の日照時間が1.8時間(約11分/日)と、平年の4%にとどまりました。
■関東は12日(土)も午前中心に傘必要
11日(金)夜は再び東海から関東付近に雨雲が広がる予想で、12日(土)午前中にかけて関東でも沿岸部を中心に本降りとなりそうです。午後になると雨のやむ所が多いですが、これで終わりではありません。
天気図を見てみると、この先も秋雨前線は本州付近に停滞する予想です。13日(日)以降は広い範囲で雨が予想されていて、特に週明けは日本海側で前線活動が活発化し、金沢など北陸で警報級の大雨となる可能性があります。
■前線の停滞続く 来週の天気は?
西日本や東日本では、来週末にかけて曇りや雨が続く予想です。また、西日本や東日本では12日(土)から14日(月)にかけて再び気温が上がる見込みで、東京も14日(月)は最高気温が32℃と真夏日になる予想です。
19日(土)からはシルバーウイークが始まりますが、現時点では21日(月)頃にかけて広い範囲で雨が予想されていて、さらに、まだ不確実ではあるものの、この頃に熱帯擾乱(じょうらん)が北上してくるという予想も出ています。今後も最新の気象情報をご確認ください。