メタルギアシリーズの生みの親として知られる小島秀夫氏率いるコジマプロダクションが、ステルスゲーム「PHYSINT」の開発でPlayStationではなくXBOXと協力すると発表しました。この理由は「デス・ストランディング2」の売上にあると、ゲーム市場アナリストが推測しています。

Why Did PlayStation Ditch Kojima? Sony May Have Been 'Spooked' by Death Stranding 2 Sales, Analysts Say

https://www.ign.com/articles/why-did-playstation-ditch-kojima-analysts-suggest-sony-may-have-been-spooked-by-death-stranding-2-sales

2026年9月10日、PlayStationの公式XアカウントはコジマプロダクションおよびPHYSINTとのコラボレーションから手を引いたことを発表しました。PlayStationは「我々は引き続き、ゲームに対する小島秀夫氏のビジョンに大きな敬意を抱いています。私たちの関係は、30年にわたる業界をリードし、ジャンルを定義する創造的な協力の後でも強固なままです。そして今後も、小島秀夫氏とコジマプロダクションとの緊密なコラボレーションを続けていくことを楽しみにしています」と説明しています。





これと同じタイミングで、XBOXとコジマプロダクションは新たにパートナーシップを結んだことを発表しました。これにより、PHYSINTの開発においてコジマプロダクションとXBOXは協業することとなります。

KOJIMA PRODUCTIONSとXBOXチーム パートナーシップに関するお知らせ | Kojima Productions

https://www.kojimaproductions.jp/ja/xbox_partnership_announcement



XBOX and KOJIMA PRODUCTIONS Expand Partnership to Publish PHYSINT - XBOX Wire

https://news.xbox.com/en-us/2026/09/09/xbox-and-kojima-productions-expand-partnership-to-publish-physint/



この発表について、小島氏は以下のように投稿しており、PHYSINTの開発におけるパートナーシップは、PlayStationの開発元であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から一方的に切られたと説明しています。





この出来事について、ゲーム業界でコンサルティングを行うKantan Gamesのセルカン・トトCEOは、「小島氏のゲームは強いプラットフォームマーケティングのハロー効果があるため、売上だけで評価されるべきではありません。しかし、デス・ストランディングからデス・ストランディング2での売上の急激な落ち込みは、ソニーにPHYSINTの開発から手を引かせるには十分だったようです」と投稿しています。





「デス・ストランディング」と「デス・ストランディング2」を直接比較することは非常に難しいです。その理由は、「デス・ストランディング2」の販売本数に関する公式情報を、パブリッシングを担当するソニーや開発元のコジマプロダクションが発表していないためです。

ゲーム市場向けに市場分析を提供するAlinea Analyticsの最新販売予測によると、「デス・ストランディング2」の販売本数は250万本と推計されています。

一方、「デス・ストランディング」は2021年3月に累計販売本数が500万本に到達したと発表されています。さらにその後、2025年3月に「デス・ストランディング」の全世界累計プレイヤー数が2000万人を突破したことが報告されました。ただし、この「2000万人」という数字にはゲームの販売本数だけではなく、XBOX Game Passなどのサブスクリプションサービスを通じてゲームをプレイした人や、Epic Games Storeが無料配布した「デス・ストランディング」を入手してプレイした人の数も含まれています。

その後、「デス・ストランディング」と「デス・ストランディング2」を合わせたシリーズ累計の全世界累計プレイヤー数が2700万人を突破したことも報告されています。

ゲームメディアのIGNは「デス・ストランディングの1作目で築かれた売上と影響力を、2作目が発展させることはできなかったことはおろか、1作目に匹敵することすら敵わなかったことは明らかです。特に、デス・ストランディングシリーズは開発期間が長期にわたっており、ハリウッドスターを主要キャストに起用した豪華な作品であるため、ソニーがその結果(デス・ストランディング2の売上)に不満を募らせたと考えるのも妥当かもしれません」と報じました。

実際、小島監督はPHYSINTに人気俳優をキャスティングしており、2025年にはゲームの完成にはまだ5~6年かかると語っているため、ソニーが採算が合わないと考え開発から離れた可能性は十分にあるとIGNは指摘しています。

なお、ソニーはPlayStationでの新作ゲームのディスク生産を2028年1月に終了すると発表したり、Destiny 2の開発を終了したりしたことで、ファンから不評を買っています。

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