「腎臓病」ってどんな病気?どのように進行していくかも解説!【医師監修】

にんにくの食べ過ぎによる腹痛・口臭・おならなどの症状と、適切な摂取量や対処法について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「にんにくの食べ過ぎ」で現れる”3つの症状”はご存じですか?管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
田中 純子(管理栄養士)

保育園、小学校、特別養護老人ホーム、障害者支援施設で調理・献立作成の経験を経て、現在は総合病院に勤務。NST業務、栄養指導(外来・入院)、治験等に携わっている。

にんにくとは?

にんにくは古くからユリ科に分類されてきましたが、最新のDNA解析に基づく植物分類体系(APG分類)では、ヒガンバナ科ネギ属に変更されています。たまねぎやねぎ、にらなども同様にヒガンバナ科の仲間です。にんにくは、肥大化した地下茎を食用とする野菜です。通年で食べることができますが、旬の時期は5月~7月頃です。国内では青森県が主な産地で、最も多く栽培されています。全体の形が、ふっくらと丸みを帯びているものは水分が多く新鮮です。収穫から時間が経過したにんにくは、形が歪んでいたり、軟らかくなっていることがあります。

にんにくの一日の摂取量はどのくらい?

にんにくの1日の摂取量には明確な基準はありませんが、生のにんにくで1片(約5~10g)、加熱したものでは2~3片程度が目安とされています。通常の食事で使用する程度の量であれば、ほとんどの人にとって問題はないと考えられます。ただし、にんにくには刺激性のある成分が含まれているため、過剰に摂取すると胃腸に負担がかかることがあります。料理に取り入れる際は、風味を楽しみながら適量を守ることが大切です。

にんにくを食べ過ぎて現れる症状

下記の症状は、生のにんにくを摂取した場合に、より顕著にみられます。

腹痛・下痢

にんにくを食べ過ぎると、刺激性のある成分によって胃腸粘膜に負担がかかり、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。特に、生のにんにくは刺激が強いため、胃腸が弱い方や空腹時に摂取した場合は、症状が現れやすくなることがあります。まれに、にんにくに対するアレルギー反応として腹痛や下痢などの症状が現れることもあります。症状が強い場合や長く続く場合は、医療機関に相談しましょう。

口臭・体臭

にんにくを食べると、特有のにおいが口臭や体臭として現れることがあります。これは、にんにくに含まれるアリインが、切ったりすりおろしたりすることで、酵素の働きによってアリシンに変化するためです。このアリシンが、体内で代謝されることで、にんにく特有のにおいの原因になると考えられています。特に、生のにんにくや大量に摂取した場合は、においが強くなりやすい傾向があります。においの感じ方や持続時間には個人差がありますが、数時間から翌日以降まで残ることがあります。

おなら

おならは、食事とともに飲み込んだ空気や、腸内で食べ物が分解・発酵されることで発生するガスです。にんにくを食べ過ぎると、胃腸への刺激によってお腹の張りや不快感が生じることがあります。また、にんにくには発酵性の糖質が含まれており、腸内で発酵しやすいため、ガスが増えておならが出やすくなることがあります。さらに、にんにく由来の含硫化合物(アリシン)の影響で、おならのにおいが強く感じられることもあります。症状が続く場合や日常生活に支障がある場合は、食事内容を見直したり、医療機関に相談したりすることも検討しましょう。

にんにくを食べ過ぎた時の対処法

胃腸の刺激を和らげる

にんにくを食べ過ぎて腹痛や下痢などの症状がある場合は、胃腸を休ませることが大切です。無理に食事を摂らず、常温の水や白湯などを少量ずつこまめに補給し、脱水を防ぎましょう。冷たい飲み物や刺激の強い飲食物は、胃腸への負担を増やすことがあるため、控えるのがおすすめです。症状が強い場合や長く続く場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

消化の良い食事

にんにくを食べ過ぎた後は、できるだけ消化に優しい食事を選ぶことが大切です。お粥やうどんなど、胃に負担の少ない食品を中心に摂りましょう。脂質の多い料理や味の濃い食品は消化に時間がかかるため、控えるようにすると胃腸の回復を助けます。

においの対処法

にんにくのにおいは、切ったりすりおろしたりして細かくするほど強くなりやすい特徴があります。そのため、においをできるだけ抑えたい場合は、大きめにカットして加熱調理するのがおすすめです。加熱することで、にんにく特有の刺激や香りがやわらぎやすくなります。また、食後に牛乳や緑茶、りんごなどを取り入れることで、においの軽減が期待できるとされています。ただし、効果の感じ方には個人差があるため、あくまで補助的な対策として取り入れるとよいでしょう。

にんにくの芽を食べ過ぎた時の症状と対処法

茎にんにくは、別名にんにくの芽といいます。実際には花茎の部分です。

にんにくの芽を食べ過ぎた時の症状

にんにくの芽は、にんにく特有の香りと食感があり、炒め物やスープなど幅広い料理に使えます。にんにくと比べると香りが穏やかで、やや甘みを感じることができます。にんにくの芽を食べ過ぎると、胃腸への刺激が強くなり、腹痛や下痢などの症状が現れることがあります。にんにくの芽の1日の摂取量には明確な基準はありませんが、加熱したものでは50g程度が適量とされています。

にんにくの芽を食べ過ぎた時の対処法

にんにくの芽を食べ過ぎないようにするためには、肉や人参などの野菜と一緒に調理すると、味のバランスが整いやすくなります。食後は水分をしっかり摂り、体内の老廃物を排出しやすくすることで、においの抑制にもつながります。身体の変化を感じた場合は、無理をせずしばらく休むことも大切です。

「にんにくの食べ過ぎ」についてよくある質問

ここまでにんにくについて紹介しました。ここでは「にんにくの食べ過ぎ」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。

にんにくを食べ過ぎるとどんな症状が現れますか?

田中 純子(管理栄養士)

胃腸への刺激が強くなり、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。胃腸が弱っている時や空腹時の摂取は特に注意が必要です。
にんにくを食べ過ぎると、胃腸への刺激が強くなり、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。胃腸が弱っている時や体調が優れない時は、摂取量を控えるようにしましょう。また、空腹時ににんにくを摂取すると、胃腸に負担がかかることがあるため、食事と一緒に摂るのがおすすめです。

にんにくは1日何粒まで食べて大丈夫でしょうか?

田中 純子(管理栄養士)

生のにんにくで1片(約5~10g)、加熱したものでは2~3片程度が目安とされています。
にんにくの1日の摂取量には明確な基準はありませんが、生のにんにくで1片(約5~10g)、加熱したものでは2~3片程度が目安とされています。皮ごとアルミホイルで包み、じっくり加熱する「にんにくのアルミホイル焼き」は、じゃがいものようなホクホクとした食感とやさしい甘みを楽しめる調理です。生では食べづらいという方にも、おすすめの食べ方です。

編集部まとめ

にんにくには、アリシン、ビタミンB1、ビタミンB6などの成分が含まれています。これらの栄養素は、糖質やたんぱく質の代謝を助け、疲労時の栄養補給に役立つとされています。また、抗菌作用や血液の流れを整える働きがあるといわれ、免疫機能の維持や冷え性対策にも役立つ可能性があります。ただし、食べ過ぎると胃腸に負担がかかることがあるため、適量を心がけましょう。

「にんにく」と関連する病気

「にんにく」と関連する病気は3個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

内科の病気

脂質異常症高血圧腎臓病

「にんにく」と関連する症状

「にんにく」と関連している、似ている症状は10個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

にんにくアレルギー

腹痛

下痢

口臭

体臭

おなら

貧血

冷え性頭痛

肩こり

参考文献

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省

食品成分データベース|文部科学省

ニンニク|厚生労働省