群馬県前橋市が解体の方針を示し閉館中の「前橋テルサ」について市は、今年度中としていた解体の着工が来年度以降になることを明らかにしました。

ホテルや多目的ホールなどを備えた、前橋市が所有する複合施設「前橋テルサ」は2023年に閉館しました。市では閉館後、活用に向けて事業者を公募しましたが不調に終わり、建物を解体する方針を示しています。

解体については、予算が確保でき次第、今年度中に開始する予定でした。10日の定例会見で小川市長は、「解体の方針は変わらないが2029年の国民スポーツ大会が終わるまで巨額の解体費を捻出することは難しい」と述べ解体の先送りについて説明しました。

市では今年の春、自治体の貯金にあたる財政調整基金が中心市街地の再開発事業や国スポの開催などで取り崩しが進み、2029年度にはゼロになる見通しを示しています。この見通しを受け、持続可能な行財政運営を目指して事業の見直しを実施し、今回の先送りが決定したということです。

小川市長は今後について、「来年度以降の予算の状況によって判断していくことになる」と話しました。